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47都道府県別!水道料金ランキングを紹介!2倍以上も料金が違う理由とは?

 私たちが普段使っている水道水、何気なく使って料金を払っていますが都道府県、もっと分ければ地域ごとに料金が違うのは知っていましたか?
とは言ってもそんなに差はないでしょ?と思う方が多くいらっしゃると思いますが、料金が一番高い地域と安い地域のさはなんと約6,000円/月にもなります!

これにはかなり驚きますよね。

この記事では「世帯人数別の平均水道料金」や「水道料金の47都道府県ランキング」を紹介します!
また「水道料金が一番高い季節は?」「水道代を節約するコツは?」など水道水にまつわるアレコレも一緒に紹介します!
水道代が高い地域に住んでいても知っておくだけで料金を今よりもグッと抑えることができるかもしれませんね!

47都道府県別水道水金額ランキング

1位 神奈川県:2,142円
2位 高知県:2,332円
3位 静岡県:2,352円
4位 山梨県:2,366円 26位 新潟県:3,111円
5位 愛知県:2,386円 27位 沖縄県:3,176円
6位 群馬県:2,454円 28位 長野県:3,189円
7位 埼玉県:2,467円 29位 愛媛県:3,305円
8位 福井県:2,548円 30位 岡山県:3,335円
9位 東京都:2,573円 31位 石川県:3,361円
10位 鳥取県:2,650円 32位 広島県:3,519円
11位 大阪府:2,692円 33位 奈良県:3,596円
12位 三重県:2,707円 34位 千葉県:3,606円
13位 岐阜県:2,740円 35位 香川県:3,609円
14位 和歌山県:2,745円 36位 島根県:3,670円
15位 徳島県 :2,770円 37位 秋田県 :3,670円
16位 兵庫県:2,861円 38位 長崎県:3,672円
17位 宮崎県:2,880円 39位 福岡県:3,672円
18位 山口県:2,892円 40位 岩手県 :3,692円
19位 滋賀県 :2,918円 41位 福島県 :3,733円
20位 大分県:2,949円 42位 茨城県 :3,907円
21位 富山県:2,980円 43位 佐賀県:4,183円
22位 熊本県:2,982円 44位 宮城県 :4,215円
23位 鹿児島県:3,033円 45位 山形県:4,228円
24位 京都府:3,048円 46位 北海道:4,279円
25位 栃木県:3,089円 47位 青森県:4,418円

出典元:水と暮らす
※口径13mm、使用量20m3で算出

47都道府県で見てみると1位の神奈川県と47位の青森県では2,276円となっています。
神奈川県の水道代が安い理由としては

  • 富士山系や丹沢山系、相模川など、安定した水源を持っているから
  • 他地域からの水の供給もあり、水源の確保が比較的容易であるから
  • 過剰なインフラ整備をする必要がなく、過不足のない供給体制が整っているから

などが挙げられます。

また青森県の水道代が高い理由は

  • 人口密度が低い地域が多く、また集落が広範囲に点在し,浄水場など水道施設の集約が難しいから
  • 厳しい自然環境で冬季に降雪量が多く、低温環境での設備維持には追加の費用がかかるから
  • 水道設備の老朽化が進んでいるから

などの理由のためのようです。

同じ日本でもここまで差が出るのは驚きですね。
次にもっと細分化された地域での水道料金の差を見てみましょう。

水道水が安い地域ベスト5

赤穂市(兵庫県) 853円
長泉市(静岡県) 1,120円
小山町(静岡県) 1,130円
白浜町(和歌山県) 1,155円
忍野村(山梨県) 1,188円

※口径13mm、使用量20m3で算出

水道水が高い地域ベスト5

夕張市(北海道) 6,841円
由仁町(北海道) 6,379円
羅臼町((北海道) 6,360円
江差町(北海道) 6,264円
上天草市大矢野地区(長崎県) 6,264円

※口径13mm、使用量20m3で算出

こちらでは赤穂市と夕張市でなんと約6,000円もの差が出ています。

世帯人数別の水道代の平均金額は?

世帯別での水道水の平均料金は以下のようになっています。

一人暮らしの場合 2,239円
二人暮らしの場合 4,242円
三人暮らしの場合 5,366円
四人暮らしの場合 6,042円
五人暮らしの場合 6,706円
六人暮らしの場合 8,884円

出典元:政府統計/家計調査

こちらは1ヶ月あたりの料金となっています。水道水は基本的に2ヶ月毎の支払いとなるので実際には2倍にした料金と考えると良いでしょう。

水道水の料金がエリアによって違う理由は?

水道水の料金がエリア毎によって違うのは主に以下の4つの理由からです。

  • 水源の違い
  • 地形や地理的条件
  • 設備の老朽化や維持コスト
  • 水道事業の運営規模

水道料金は、地域の水源条件、地理的特性、人口規模、自治体の方針など、様々な要因が複雑に絡み合って決定されています。そのため、料金がエリアごとに異なるのは自然なことと言えます。

水源の違い

水源が豊富で水質が良い地域では、浄水や配水のコストが低く抑えられる一方、水源が遠かったり、水質が低い地域では、浄化や輸送にかかるコストが高くなります。

地形や地理的条件

山間部や離島などの地域では、配水設備の建設や維持が困難で、高額なインフラコストが必要です。平地で人口が集中している都市部では、コストが分散されるため比較的料金が安く抑えられる場合があります。

設備の老朽化や維持コスト

施設の老朽化が進んでいる地域では、更新費用を確保するために料金が高めに設定される場合があります。また新しい設備が整備されている地域では、維持費が低く抑えられることがあります。

水道事業の運営規模

大都市など人口が多い地域では、多くの利用者から料金を回収できるため、1人あたりのコストが低くなります。一方で人口が少ない地方では、施設維持費を少数の利用者で分担するため料金が高くなることがあります。

水道水の料金の決まり方

水道水の料金の決まり方は以下のようになっています。

「基本料金」+「従量料金」+「下水料金」

基本料金

基本料金とは水道の利用有無にかかわらず支払う固定料金です。料金は水道の呼び径で決まり、大きくなればなるほど料金は上がってきます。
ちなみに一般家庭での呼び径は13〜20mmが一般的となっています。

  • 東京都の場合
呼び径 基本料金
13mm 860円
20mm 1,170円
25mm 1,460円
30mm 3,435円
40mm 6,865円
50mm 20,720円

出典元:東京都水道局

従量料金

従量料金は実際に使用した水量に応じて課される料金です。
以下の表のような料金携帯になっていますが、呼び径が30mmになると料金が上がります。

  • 東京都の場合
1m³~5m³ 0円
6m³~10m³ 22円/m³
11m³~20m³ 128円/m³
21m³~30m³ 163円/m³
31m³~50m³ 202円/m³
51m³~100m³ 213円/m³
101m³~200m³ 298円/m³

出典元:東京都水道局

下水道料金

下水道料金は下水道使用水量(排汚水量)に応じて算出されます。

  • 東京都の場合
0m³~8m³ 560円/m³
9m³~20m³ 110円/m³
21m³~30m³ 140円/m³
31m³~50m³ 170円/m³
51m³~100m³ 200円/m³

下水道料金は下水道のない地域では請求されません。
令和4年度末における全国の下水道普及率は81.0%となっており、東京都では99.6%、大阪府では96.8%と主要都市ではほぼ普及していると考えて良いでしょう。
しかし徳島は19.3%、鹿児島は43.5%と人口密度が低い地域では汚水の排出量が少ないため、下水道の整備があまり進んでません。

そのような地域には浄化槽と呼ばれる下水道と同じ役割を担っている装置があり、その装置で浄化しています。なので下水道料金はかかりませんが、浄化槽の維持費や設置コストが別にかかってきます。

計算方法

水道料金=「基本料金」+「従量料金」+「下水料金」ということが今までの流れでわかりましたね。
そこで仮に

  • 1ヶ月の水の使用量:8.2m3(単身世帯の平均水道使用量)
  • 呼び径:13mm
  • 東京都の水道水を使用

と考えた場合の金額を出していきます。

基本料金(860円)+従量料金(181円)+下水料金(560円)=1601円

実際には2ヶ月分払うこととなるので約3202円ほど払う計算になります。
またもし飲み水用としてペットボトルを買っている場合は+で数千円程度余計にかかってくる計算になります。

水道水に関する疑問

どの季節が一番水道代が高くなるの?

1年を通して大きな差はありませんが、冬場に水道代が多少高くなることがわかりますね。

  • 2人世帯の場合(1ヶ月あたり)
2021年1~3月 5,240円
2021年4~6月 5,070円
2021年7~9月 4,957円
2021年10~12月 5,158円

出典:総務省統計局/家計調査

料金の請求はなぜ2ヶ月ごとなのか

水道料金が2ヶ月に1回の請求なのかは簡単に言えば[運営側の効率と利用者の負担軽減のため]です。

水道料金を出すのには毎回漏水等をチェックするためのメーター検針があるため時間と手間がかかってしまいます。さらに毎月請求書を発行する場合、用紙や郵送、管理にかかるコストが倍増してしまうので2か月に1回に減らし、その分料金を抑えるようにしています。

ここでじゃあ電気とガスは1ヶ月毎の請求なのになんで水道代だけ2ヶ月毎なの?と思う方もいらっしゃいますよね。
その理由として、水道が地方公共団体が管理運営しているのに対し電気やガスは民間企業が経営しているためです。

民間企業は利益を目的に活動しているので、他社との競争に勝つためにより迅速で便利なサービスを心掛けています。そのため毎月請求書が届くような仕組みが整っていると言えるでしょう。

水道代を節約するコツを紹介

水道代、もしかしたら使いすぎかも…負担が大きい…、という人のために場所別の節約術を教えます。

トイレ

  • 大小のレバーを使い分ける
    大と小を使い分けることによって1回あたり約3〜5ℓの節約になります。ついつい大で流しがちですが、大と小を分ける癖をつけておけばかなり水道代を節約できます。
  • トイレでは毎回流しすぎない
    一回に流れる水の量は大が約6〜8ℓ、小が約3〜5ℓです。
    トイレの音や匂いが気になる場合に何回も流すとかなりの量になってしまいます。流水音のような装置や芳香剤を用いて過度に水を流さないようにしましょう。

キッチン

  • 食洗機に変える
    洗い方や食器の量にもよりますが、手洗いの場合1回の食器洗いで約30〜60ℓもの水を使います。食洗機に変えることで水の量を約6〜12ℓに抑えることができるので約24〜54ℓも節約することができます。
    また手洗いよりも効率的に高温で洗浄・乾燥できるため、水だけでなく電気代や時間の節約にもつながります。
  • つけおきあらいで予め汚れを落とす
    つけおきして予め汚れを落とす、落としやすくしておくことで使用する水の量が段違いになります。
    使った食器は汚れが乾いてしまう前に水に漬けるようにしましょう。

お風呂 

  • シャワーの流しっぱなしを止める
    髪の毛や体を洗っている時、ついつい水を出しっぱなしにしていませんか。シャワーを1分間流しっぱなしにすると約12ℓものお湯を使用することになります。
    1回のシャワーが大体10分程度なので約120ℓのお湯を毎回流しっぱなしにしていることになります。
    こまめに止めればかなりの量を節約できそうですね。
  • 残り湯を活用する
    お風呂の残り湯は洗濯に使ったり掃除に利用したりと使い道がたくさんあります。
    ただし残り湯には数百から数千の雑菌が存在しているため、衛生面の観点から濯ぎに利用するのは控えたりさらに早めに使うようにしましょう。
  • 節水シャワーヘッドを使う
    節水シャワーヘッドを利用すれば1分間に約12ℓも利用していた水が6〜8ℓ程度の水で済むようになります。
    節水だと水圧が弱くなってしまうのでは…と思う方もいると思いますが、ほとんどのシャワーヘッドが水圧は変わらず節水してくれます。シャワーヘッドの価格は約3,000円〜8,000円程度。ものにもよりますが年間で約7,000〜16,000円程度の節約となるので一回取り替えるだけでかなりお得になりますね。

その他

  • 歯磨き・洗顔・手洗いの際は水を止める
    歯磨き・洗顔・手洗いの際もついつい水を出しっぱなしにしがち。こまめに止めるよう心掛けましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
地域によって水道料金にこれだけ差があるのは驚きでしたね。
自分が住んでいるところの料金が高かった方は節約するなどして少しでも抑える工夫をしてみてください!

また飲む際の水はペットボトルで別で買ってるという方は浄水型のウォーターサーバーを利用してみることをおすすめします。

浄水型はウォーターサーバーに水道水を入れるだけで簡単に美味しい水を飲むことができ、さらにペットボトルを買う手間も省けて節約につながります。
おすすめの浄水型ウォーターサーバーを以下で紹介しているので是非一緒に目を通してみてください!