健康に気を使った炭水化物の摂取方法を考えよう

《精製されているものとされていないもの》

偏った食事が当たり前になっている人も多いのではないでしょうか。
ラーメンやパスタなど好きなものだけを食べたり、ダイエットのために炭水化物を全く摂取しなかったりする人もいるでしょう。

このような食事ばかりをしていると健康に悪いため、バランスの良いメニューを考えることが大切です。
また、減量のために糖質制限や低炭水化物を摂取している人も、健康に良い炭水化物の摂り方を知っておかなければなりません。
過度なダイエットはリバウンドしやすく、他の病気も招いてしまう可能性があるからです。
白米やパンは日常の食事に取り入れられることが多いですが、これらは精製されたもので、柔らかくして食べやすい形にすることを精白すると言います。

《商品のパッケージやラベルをチェック》

精製されていないものは糖尿病のリスクも下げることができるとされています。
ある研究では、玄米をよく食べる人たちと、ほとんど食べない人を比較したとき、玄米をよく食べる人たちの方が糖尿病のリスクが11%低かったという結果が出ており、1日50gの白米を玄米に置き換えるだけでリスクが36%も下げることができると推定されました。(※)
ダイエットのために全くお米を食べないようにするのではなく、玄米に変えるなど減量方法も見直してみてはいかがでしょうか。
また、コンビニやスーパーで購入する際、商品のパッケージをよく見ましょう。
パッケージやラベルは使用した重量の割合が高い順に書かれていますが、全粒粉と記載されていても、少ししか含まれていない商品もあります。
ほとんどが精製された小麦粉でできていることもあるため、全粒粉の割合が高いかどうかチェックしてみてください。

《置き換えてみよう》

精製されていないものが体に良いと分かっていても、白米が好きな人にとっては玄米ばかり食べるのはストレスに感じるでしょう。
その場合は、摂取量に気をつけなければなりません。
1日3食のうち、1食は白米にしても残りの2食は玄米に変えるなど工夫する必要があります。
これまで日本人は白米がメインというイメージがありましたが、これはルールではありません。
玄米に変えるなど食事の種類を置き換えることも大切です。
ただ、玄米の米ぬかの部分に農薬が残っている可能性があり、危険視される声もあるので、有機栽培の玄米がおすすめです。
食事の量を減らすと、お腹が空いて暴飲暴食に繋がることもあるため、過度な減量は避けるべきですが、食事の方法を見直してみてはいかがでしょうか。

※下記参照
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20548009

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