《水分補給の大切さ》
子どもに水筒を持たせて通園、通学させてもほとんど飲まないまま帰ってくることがあるのではないでしょうか。
子どもは、遊びに夢中になると水を飲むことを忘れてしまいます。
お家にいても自分から水を欲しがらない、飲むように言っても要らないと言うことも多いでしょう。

人の身体は60%から70%は水分でできていますが、子どもの場合は水の割合が増えて、新生児では約80%が水分と言われています。
身体の水分によって、体液として血液や細胞の間に蓄えられます。
体温調節や、身体の中の必要ないものを尿や汗として排出する役割も担っています。
人の身体にとって大切な役割がある水分だからこそ、しっかりと水分補給することが大切です。

 
《子どもにとっても欠かすことができない水》
身体から水分が不足してしまうと、喉が乾いたり、尿や汗の量が減ってしまったりといった症状がでてきます。
また、汗をかかないと、体温調節ができなくなってしまい危険な状態を招く可能性があります。
子どもが汗っかきなのは、大人と比べて代謝が良いからですが、その分水分が失われていくため、こまめな水分補給は欠かすことができません。
大人が気にかけてあげるのも大切ですが、汗をかいた後には必ず水分補給をするという習慣を身につけることも必要です。
暑い時などは特に冷たい水の方が美味しく感じますが、冷たい水を飲むと大人でも胃腸の負担となってしまうため、冷たい水ばかりを飲ませるのは避けましょう。

 
《正しい水分補給の方法》
遊びやスポーツなどで汗をかく時の前後に摂取することが、子どもの正しい水分補給の方法です。
特に夏場では、屋外で遊ぶ子どもには水分補給を促し、遊ぶ前や遊んでいる間にも水を飲ませてあげましょう。
冷たい水ばかりあげるのはよくありませんが、水分摂取量を増やすために、夏場は冷やして水をあげると飲む量が増えます。
他にも、寝る前や起きて直ぐ、お風呂に入る前、お風呂から出た後など、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給させましょう。
また、一度に大量の水を飲ませてしまうと、胃腸に負担がかかるため、一回の水分補給の量はコップ1杯程度が好ましいです。
水分補給をさせるために、ジュースを飲ませてしまう人もいますが、糖分の取り過ぎになってしまう恐れがあるため注意しましょう。
他にも、スポーツドリンクは塩分と糖分が溶けたものであるため、体調が悪い時には適していますが、普段の水分補給には向いていません。
 
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