≪「ミネラルウォーター」だけでも4分類がある≫
日本国内で販売されているミネラルウォーター類は、農林水産省が品質表示ガイドラインを作成しており、採取した水源地や成分、加工方法などによってナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーターの4つに分類し、定義づけをしています。
ナチュラルウォーターは、特定の水源から採取された地下水ですが、ナチュラルミネラルウォーターは、そのうちで地中のミネラル分が溶け込んでいる水を指します。
これらはいずれも、濾過や沈殿、加熱殺菌以外の処理は加えていません。
ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターと同様の加工処理の他に、オゾンや紫外線による殺菌、ミネラル分の調整、原水のブレンド、曝気(ばっき=水を空気に曝して水中微生物や有機物の分解を促進して浄水すること)などの化学的処理を行ったものです。
ボトルドウォーターは、地下水以外の水や、地下水であっても成分構成を大きく変える処理を加えたものを指しています。
≪国ごとに異なる飲料水の品質基準≫
「ミネラルウォーター」の概念が普及し始めたのは、ヨーロッパ産の数種の銘柄がきっかけだったのではないでしょうか。
ヨーロッパではナチュラルミネラルウォーターについて、殺菌しない(含有生菌数は厳しく限定)、ミネラル分の基準値を設定する、採取地周辺の環境保護を義務化するなど、日本とは異なる視点での品質基準を定めています。
日本では「安全で美味しい飲料水」であることが第一優先されるのに対して、ヨーロッパでは「なるべく天然に近い、健康に良い水」であることに主眼が置かれているのです。
現在日本で生産されているミネラルウォーター類は、8割以上がナチュラルミネラルウォーターですが、国産の製品には加熱殺菌処理されているものが多いようです。
≪健康効果で大注目の機能水とは≫
では、ボトルドウォーターとはどんな水を指すのでしょう?
最近は水素水、アルカリイオン水、プラチナウォーター、ピュリファイドウォーター(純水)など様々な機能水が、健康を気遣う人の間で人気を呼んでいます。前述のように、地下水以外の水、あるいは成分構成を大きく変える処理を加えた地下水がこれにあたりますが、飲料水の中ではやや特殊な機能や効用を持つので、機能水と呼ばれることもあります。
そして、海水を原水とした海洋深層水は、化学物質の汚染がなく清浄で、人体に必須のミネラル分を豊富に含み、水質が安定しているなど多くのメリットから注目度が高い機能水と言われています。
「MCMのめぐみ」は、海洋水由来のミネラル分が溶け込んだ機能性飲料水です。
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まろやかな美味しさだけでなく、