《6〜8時間の睡眠が最も健康》
毎日6〜8時間の睡眠を取るように心がけている人も多いのではないでしょうか。
成人の場合は最低でも6時間の睡眠時間が必要です。
6〜8時間の睡眠時間が最も健康的だということがわかっていますが、日本人の約3分の1以上が睡眠不足だとされています。
6時間未満の割合は、男性36.1%、女性が42.1%であり、また、40歳代に多い傾向にあります。
睡眠不足は健康に悪影響を与えます。
慢性的な睡眠不足になると老廃物の除去が十分に行われません。
健康寿命を延ばすためにも6〜8時間の睡眠を取るように心がけてください。
《睡眠不足に気がついていない人もいる》
中には、自分が睡眠不足だと気がついていない人もいるでしょう。
日中に眠気を感じる人は睡眠不足です。
例えば、仕事や日常生活に支障をきたすほどの眠気がある場合です。
日中に起こる眠気は仕事のパフォーマンスの低下だけでなく、事故にも繋がります。
睡眠不足の人は十分な睡眠を取っている人と比べて居眠り運転の頻度が高くなるので、追突事故や自損事故などの交通事故の可能性が高まるでしょう。
日中に眠気を感じることが多いという人は、睡眠不足が習慣化しないうちに6〜8時間の睡眠を取り戻す対策が必要です。
睡眠時間を取り戻す対策としては、起床時間を一定にし、入眠時間を15分ほど少しずつ早めることが挙げられます。
土日に寝溜めをすると睡眠不足が解消されるというイメージがありますが、睡眠をためることはできません。
さらに、寝溜めは体内時計を乱し、睡眠不足を助長することになるため注意しましょう。
《睡眠を取り戻す対策をしよう》
体内時計は覚醒と睡眠の時間が関係しています。
起床後に太陽を浴びるとリセットされるため、起床直後はカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
入眠時間を1時間早くすることができれば良いですが、急に寝る時間を変えることができない、慣れないという人もいるはずです。
その場合は、毎日15分ずつ早く寝るように心がけてください。
入眠前に飲酒や喫煙、コーヒーなどカフェインの入った飲料を飲まないようにすることも対策の一つです。
また、スマホやパソコンの画面から出るブルーライトも眠りを妨げるため、寝る3、4時間前は控えてください。
このように、睡眠時間を取り戻す対策は簡単に行うことができます。
健康に過ごすことができるように、毎日意識して睡眠を取ってみてはいかがでしょうか。
健康寿命を伸ばす一因にもなる睡眠に是非気を遣ってみてください。