《適量を守っていれば問題ない》
お酒は健康に悪影響を与えると思っている人も多いでしょう。
日頃からアルコールを控えている人もいるはずですが、適度な飲酒であれば健康面で悪影響を与えることはないため、神経質になる必要はありません。
お酒はアルコールに由来するものと、糖質に由来するものの2つのエネルギーの種類が含まれており、適量を守っていれば肥満や生活習慣病のリスクは少ないのです。
アルコール類の中でも最初の一杯はビール、その後はハイボールや焼酎などに変える人も多いのではないでしょうか。
痛風を心配する人はビールを避ける傾向にありますが、ビールのプリン体は痛風にほとんど影響しないとも言われています。
しかし、元々の体質で尿酸値が高い人は注意してください。
ビールに限らずアルコール全般を控える必要があります。
《適量とは》
お酒は適量を守っていれば健康を守りながら楽しむことができますが、その適量がどれほどなのかわからない人もいるでしょう。
適量は個人差があります。
その理由は体重や性別、年齢、アルコールの分解能力が人それぞれで違うからです。
しかし、一般的に推奨されている飲酒量はあります。
自分の体と相談しながら飲酒することが大切ですが、健康日本21によると1日の平均純アルコールで約20gです。
これはビールロング缶1本、日本酒であれば1合、ウィスキーはダブル1杯、25度の焼酎のグラス半分、グラスワインは2杯弱、缶チューハイ1本程度に相当します。
そのため、ビールは飲まずにハイボールであれば、何倍飲んでも健康には悪影響を与えないというわけではないため注意してください。
普段からよく飲むお酒の純アルコール量を知っていれば、アルコールの影響を推定することができ、飲酒量をコントロールすることもできるため、把握しておくといいかもしれません。
《正しい飲み方》
正しい飲酒の仕方も知っておきましょう。
一つは、空腹で飲まないことです。
空腹時に飲酒すると、あっという間にアルコールが吸収されて悪酔いします。
飲み会では何か食べ物を口にしてから飲むようにしましょう。
飲み始めたら一切食べ物を口にしないという人もいますが、この飲み方は体を壊す原因になるため危険です。
美味しい料理を味わいながら飲むと、飲み過ぎの予防にもなり楽しい時間となります。
だからといって、食べ物と一緒にお酒を楽しんでいれば問題がないというわけでもありません。
必ず休肝日を設けるようにしましょう。
アルコールは肝臓に負担をかけるため、毎日休まずに飲むと次第に胃や腸などの粘膜が荒れてしまうのです。
最低でも週に2日ほどは飲酒しない日を作るようにしてみてはいかがでしょうか。