オフィスの生産性向上とコスト削減を両立させたい。そんな悩みを抱える経営者や総務担当者の方々に朗報です。近年、多くの企業で注目を集めているのがウォーターサーバーの導入。
しかし「どんな機種を選べばいいの?」「設置や運用にかかる費用は?」といった疑問も多いはず。
本記事ではオフィス向けウォーターサーバーの選び方から導入までを徹底解説。快適なオフィス環境づくりへの第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
法人用ウォーターサーバーの選び方
必要な機能の確認
オフィス向けウォーターサーバーを導入する際、まず必要な機能を洗い出すことが重要です。冷水と温水の両方が必要か、使用頻度はどのくらいか、衛生面での配慮は十分かなど、具体的なニーズを明確にしましょう。
例えばコーヒー好きの社員が多い職場なら、お湯の出力量が多い機種が適しています。また省エネ性能や静音性も考慮すべきポイントです。特にオープンオフィスでは稼働音が気になる場合があるため、静音設計の機種を選ぶと良いでしょう。
さらにボトル交換の頻度や手間を考慮し、下置きタイプか上置きタイプかを検討することも大切です。災害時の備蓄水としての活用も視野に入れると、より多目的な導入が可能になります。
これらの要素を総合的に判断し、オフィスの環境に最適なウォーターサーバーを選びましょう。
利用人数に応じた機種選定
オフィスの規模に応じた適切なウォーターサーバーの選定は、効率的な運用の鍵となります。例えば20名程度の小規模オフィスなら、1日約100リットルの容量が目安となります。これは家庭用冷蔵庫の容量に例えると、大型冷蔵庫1台分に相当します。中規模オフィス(50名程度)では約250リットル、大規模オフィス(100名程度)では約500リットルが必要となるでしょう。
利用人数が多いほど、給水能力の高い機種を選ぶことが重要です。ピーク時の使用量を考慮し、余裕を持った容量設定が望ましいでしょう。また省スペース性も考慮に入れましょう。大規模オフィスでは複数台設置することで、混雑を避けられます。
さらにメンテナンス性や衛生面にも注目し、清掃が容易な機種を選ぶことで、長期的な運用コストの削減にもつながります。
契約プランで決める
オフィス向けウォーターサーバーの契約プランは、利用状況に応じて選択することが重要です。一般的にレンタル方式とリース方式があり、それぞれメリットが異なります。レンタル方式は初期費用が抑えられ、短期間の利用に適しています。一方リース方式は長期利用でコスト削減が可能です。
水の種類や容量によっても料金が変わるため、オフィスの規模や使用頻度を考慮して選びましょう。例えば50人規模のオフィスなら、月額1万円前後のプランが一般的です。
最近ではIoT機能付きの高機能サーバーも登場し、水の残量や使用状況をリアルタイムで管理できるサービスも増えています。これにより無駄なボトル交換を減らし、コスト削減につながります。
契約期間も重要なポイントです。最低契約期間が設定されているプランが多いため、長期的な導入を考えている場合は、割引特典のある長期契約プランを検討するのもよいでしょう。
ボトルの交換しやすさ
ボトルの交換しやすさは、オフィスでのウォーターサーバー選びの重要なポイントです。重いボトルを持ち上げる必要がある上置きタイプは、腰痛のリスクがあります。一方下置きタイプは、ボトルを床に置いたまま交換できるため、負担が少なく安全です。最新の機種ではボトルを傾けるだけで自動的に給水する「らくらく給水」機能も登場しています。
またボトルの容量も考慮すべきです。大容量ボトルは交換頻度が少なくて済みますが、重量が増すため、小規模オフィスでは扱いづらいかもしれません。逆に小容量ボトルは軽量ですが、交換頻度が高くなります。オフィスの規模や利用頻度に合わせて、最適な容量を選びましょう。
さらにボトル交換のタイミングを知らせる「残量お知らせ機能」付きの機種も便利です。これにより水切れを防ぎ、効率的な運用が可能になります。
デザイン性をチェック
オフィス環境に調和するウォーターサーバーのデザイン性も重要な選択基準です。
近年スタイリッシュで洗練されたデザインの機種が増えており、オフィスの雰囲気を損なわないものを選べます。
例えばモダンなステンレス製や木目調のパネルを採用した機種は、インテリアとしても映えるでしょう。色彩も豊富でオフィスの内装に合わせて選択可能です。またコンパクトな省スペース設計の機種も人気です。
これらは限られたオフィススペースを有効活用できるメリットがあります。
さらにタッチパネル式の操作パネルを採用した最新モデルは未来的な印象を与え、来客へのアピールにもなります。デザイン性の高い機種は社員のモチベーション向上にも繋がり、オフィス環境の質的向上に貢献します。ただし機能性とのバランスを考慮することも忘れずに.
水の種類を決める
ウォーターサーバーの水の種類選びは、オフィスの雰囲気や社員の好みに大きく影響します。
一般的に天然水とRO水(逆浸透膜濾過水)が主流です。天然水は自然のミネラルを含み、まろやかな味わいが特徴。一方RO水は不純物を徹底的に除去し、クセのない味わいです。コーヒーや紅茶を楽しむオフィスなら、味を邪魔しないRO水がおすすめでしょう。また硬度も考慮点の一つ。軟水は飲みやすく、コーヒーの風味を引き立てます。硬水はミネラル豊富で健康志向の社員に人気です。
最近では炭酸水や機能性ウォーターを提供するサーバーも登場し、選択肢が広がっています。水の種類によってコストも変わるため、予算と相談しながら選びましょう。定期的な水質検査を行うサービスも、衛生面で安心感があります。
設置から運用までの手順
設置手順の基本
ウォーターサーバーの設置は、思ったより簡単です。
まず設置場所を決めましょう。電源コンセントの近くで、直射日光が当たらない場所が理想的です。次にサーバー本体を設置し、電源を入れます。ここで重要なのが水平な場所に置くことです。傾いていると水漏れの原因になりかねません。
続いてウォーターボトルをセットします。ボトルの口を下にして、サーバーにしっかりと差し込みます。この時ボトルが正しく装着されているか確認しましょう。最後に温水・冷水のスイッチを入れれば準備完了です。
初回設置時は水が行き渡るまで少し時間がかかります。約30分ほど待てば、冷たい水や温かいお湯が使えるようになります。
設置後は定期的な清掃や衛生管理も忘れずに。これらの手順を踏めば、オフィスに快適な水環境が整います。
設置にかかる時間と費用
ウォーターサーバーの設置にかかる時間と費用は、タイプによって大きく異なります。水道直結型の場合、専門業者による工事が必要となり数時間から半日程度かかることがあります。費用も5,500円から13,200円程度と幅があり、事前に確認が必要です。
一方宅配型は自分で設置できるため、時間は数分程度で済みます。初期費用も基本的にかかりませんが、サーバーを購入する場合は4万円台後半の費用が発生することも。
注意したいのは無料を謳っていても初回登録事務手数料などが発生する場合があることです。ただしキャンペーン期間中は無料になることも。
設置にかかる時間と費用は、オフィスの状況や予算に合わせて選択しましょう。
トラブル対応について
ウォーターサーバーを導入したものの、思わぬトラブルに見舞われることがあります。でも慌てる必要はありません。多くの場合簡単な対処で解決できるのです。
まず冷水や温水が出ない場合は、水容器の確認から始めましょう。空になっていないか、正しく装着されているかをチェックします。電源プラグの接続も忘れずに。
チャイルドロックが有効になっていないかも要確認です。安全機能が働いているだけかもしれません。
水が出ても冷たくない、温かくないという場合は、連続使用や設置直後の可能性があります。しばらく待てば改善するでしょう。
エア抜きができない時は温水アラームや温水タンクの温度を確認してみてください。
最後にサーバー引き上げ後は必ず水抜きを。タンク内の水が腐敗しニオイの原因になることがあります。
これらの対処法を知っておけば、オフィスでのウォーターサーバー利用がより快適になるはずです。
法人向けウォーターサーバーのコスト
初期費用とランニングコスト
ウォーターサーバーの導入には、初期費用とランニングコストを考慮する必要があります。初期費用はサーバー本体のレンタル料や設置費用が主な内訳です。一般的に5,000円から20,000円程度が目安となります。
ランニングコストは水の料金と電気代が中心です。水の料金は1本あたり1,200円から2,500円程度で、オフィスの規模や使用量によって変動します。電気代は月額500円から1,000円程度と比較的安価です。
例えば20人規模のオフィスで月に10本の水を使用する場合、初期費用10,000円、月々のランニングコストが20,000円前後となるでしょう。これは1人あたり月1,000円程度の投資で、美味しい水やお茶を楽しめることを意味します。
コーヒーショップでの1杯300円のコーヒーと比べると、オフィスでの1杯あたりのコストは大幅に抑えられます。さらにペットボトル購入の手間や保管スペースの削減など、目に見えない効果も期待できます。
コスト削減のポイント
ウォーターサーバーの利用におけるコスト削減には、いくつかの実践的な方法があります。まずエコモード搭載機種を選ぶことで、電気代を大幅に抑えられます。
熱を発する家電や壁から離して設置し、直射日光を避けることで無駄な電力消費を防ぎ、水温上昇も抑制できます。これは電気代の節約だけでなく、雑菌の繁殖も抑える効果があります。
定期的な清掃も重要です。排熱効率を上げることで、無駄な電力消費を防ぎます。
またボトル配送のスキップサービスを利用することで、使用量に応じた適切な水の管理が可能になります。例えばコスモウォーターでは2ヶ月に1回無料でスキップできるサービスがあります。
さらに初期費用やサーバーレンタル代、配送料が無料の業者を選ぶことで、導入時のコストを抑えられます。定期メンテナンスが不要な機種を選べば、メンテナンス費用も節約できるでしょう。これらの方法を組み合わせることで、オフィスでのウォーターサーバー利用をより経済的に運用できます。
他社製品とのコスト比較
ウォーターサーバー製品のコスト比較は、オフィス導入の重要な判断材料です。代表的な製品を見ると、月額費用は3,000円台から4,700円程度と幅があります。
例えばワンウェイウォーターは業界最安値水準の3,090円~で、天然水とRO水の選択が可能です。アルピナウォーターは3,367円~で、北アルプスの軟水が特徴です。シンプルウォーターは3,600円~で、富士山の天然水を提供しています。
各社の特徴を見ると、ワンウェイウォーターは省エネ設計で電気代の節約ができ、アルピナウォーターはノルマなしで柔軟な利用が可能です。シンプルウォーターは軽量な6Lパックで扱いやすいのが魅力です。
コスト以外にも水質やサービス内容、デザイン性なども考慮し、オフィスのニーズに合った選択が重要です。
導入のメリット
手軽にコーヒーや冷たい水が飲める
オフィスにウォーターサーバーを導入すると、手軽においしい水やコーヒーが楽しめる魅力的なメリットがあります。まるでオフィスに小さなカフェができたような感覚です。暑い夏場には冷たい水で熱中症対策に、寒い冬には温かい飲み物で体を温められます。また水を買い忘れて飲みたいときに飲めないという失敗も防げます。
さらにウォーターサーバーの存在は、社員の水分補給習慣を促進します。これは健康管理の面でも大きなプラスとなるでしょう。料理好きな社員にとっては、雑味のない水で美味しいコーヒーや料理を楽しめるのも魅力です。
時間の節約になるだけでなく、急な来客時にもすぐにお茶やコーヒーを出せる心強さがあります。このようにウォーターサーバーの導入は、オフィス環境の快適性と生産性の向上に貢献する可能性があります。
費用を経費で落とせる
ウォーターサーバーの導入は、オフィスの経費管理にも好影響を与えます。多くの場合ウォーターサーバーのレンタル料や水の購入費用は福利厚生費として経費計上できるため、節税効果が期待できます。これはペットボトルを個別に購入するよりも、コスト管理がしやすいというメリットにもつながります。
ただし水の使用量によっては逆効果になる可能性もあります。例えば水道水浄水型のサーバーを選んだ場合、月額レンタル料に加えて水道代がかかります。使用量が少ない場合は割高になることも。 そのためオフィスの規模や使用状況に応じて、最適なタイプを選ぶことが重要です。
またウォーターサーバーの導入は、社員の健康管理や生産性向上にも寄与します。これらの間接的な効果も、長期的な経費削減につながる可能性があります。導入を検討する際は直接的なコストだけでなく、こうした副次的な効果も考慮に入れましょう。
ペットボトルの保管場所に困らない
ウォーターサーバーの導入は、オフィスのスペース活用にも大きな影響を与えます。ペットボトルの大量購入と保管が不要になるため、オフィスの限られたスペースを有効活用できるのです。まるで雑然としていた倉庫が整理整頓されたかのような感覚です。
これによりオフィスの美観が向上し、社員の働きやすさにも好影響を与えます。またペットボトルの搬入や廃棄の手間も省けるため、業務効率の向上にもつながります。さらにゴミの削減にも貢献し、環境に配慮した企業イメージの向上にも一役買うでしょう。
ただしウォーターサーバー自体のスペースは必要です。設置場所の選定は慎重に行う必要があります。電源の位置や人の動線を考慮し、最適な場所を選びましょう。適切に配置することで、オフィスの雰囲気を損なうことなく、むしろインテリアの一部として機能させることも可能です。
備蓄水としても使える
ウォーターサーバーは災害時の備蓄水としても活用できる優れた選択肢です。突然の災害時に社員の安全を確保する重要な役割を果たします。通常時は美味しい飲料水として利用し、非常時には命をつなぐ水源となるのです。
多くのウォーターサーバー業者は、災害時用の備蓄水サービスを提供しています。これにより、定期的な水の入れ替えの手間が省け、常に新鮮な水を備蓄できます。またウォーターサーバーのボトルは大容量のため、多くの人数に対応できる点も魅力です。
さらに、温水機能付きのサーバーなら、災害時に温かい飲み物を提供できます。これは寒い季節や夜間の災害時に、社員の心身のケアに役立ちます。ただし停電時の対応も考慮に入れる必要があります。バッテリー内蔵型や手動ポンプ式のサーバーを選ぶのも一案でしょう。
来客時にお湯を沸かす手間がなくかる
ウォーターサーバーの導入は、来客時の対応をスムーズにする素晴らしい選択肢です。お湯を沸かす手間が省けるため、急な来客にも即座に温かい飲み物でおもてなしができます。これによりビジネスチャンスを逃さず、良好な関係構築にも貢献するでしょう。
また会議の準備時間も大幅に短縮できます。従来のように、ポットでお湯を沸かす必要がなくなり、会議の進行がよりスムーズになり、時間管理の面でも大きなメリットとなります。
さらにウォーターサーバーは社員の生産性向上にも一役買います。休憩時間に手軽に飲み物が用意できるため、リフレッシュの質が向上し、業務への集中力アップにつながります。ただし設置場所には注意が必要です。人の往来が多すぎる場所は避け、適度に利用しやすい位置を選びましょう。
導入のデメリット
ランニングコストがかかる
ウォーターサーバーの導入には、継続的なランニングコストが発生します。これは定期的な水の補充や電気代、メンテナンス費用などが含まれます。例えば20人規模のオフィスでは、月々の水代が2万円前後、電気代が1,000円程度かかることも。しかしこのコストは従業員の生産性向上や福利厚生の充実につながる投資と考えることもできます。
またランニングコストを抑える工夫も可能です。節電モードの活用や、使用量に応じた適切なボトルサイズの選択、さらには複数社の見積もりを比較することで、コストを最適化できるでしょう。中には初期費用無料のプランや長期契約による割引を提供する業者もあります。
ランニングコストは避けられませんが、従業員の満足度向上や業務効率化といった目に見えない利益も考慮に入れる必要があります。コストと効果のバランスを見極めることが、オフィス向けウォーターサーバー選びのポイントとなるのです。
設置場所を確保する必要がある
ウォーターサーバーの導入を検討する際、設置場所の確保は重要な課題です。オフィスのレイアウトや空間の有効活用を考慮する必要があるでしょう。一般的にウォーターサーバーは幅50cm、奥行き50cm、高さ130cm程度のスペースが必要です。
設置場所を選ぶ際は、電源の位置や水こぼれの対策も考慮しましょう。壁際や角に置くことで、スペースを有効活用できます。また人の往来が多い場所に設置すると、利用頻度が上がり、投資効果も高まります。
最近では省スペース設計のモデルも増えています。例えばボトル下置きタイプは上部が小さくなるため、狭いスペースにも設置しやすいのが特徴です。オフィスのスペースに合わせて、最適なタイプを選ぶことが大切です。設置場所の確保は一見デメリットに思えますが、適切な配置で従業員の動線を考慮すれば、むしろオフィス環境の改善につながる可能性もあるのです。
ボトルの交換や手入れに手間がかかる
ウォーターサーバーの導入には、ボトルの交換や定期的な手入れという手間が伴います。これは忙しいオフィス環境では見過ごされがちな課題です。ボトルの交換頻度は使用量によって異なりますが、20人規模のオフィスでは週1〜2回程度が目安となるでしょう。
交換作業自体は簡単ですが、重いボトルを持ち上げる必要があるため担当者の負担になる可能性があります。最近ではボトル下置きタイプのサーバーが登場し、この問題を軽減しています。
また衛生面での定期的なメンテナンスも欠かせません。給水口や温水レバーの清掃、内部洗浄などが必要です。これらの作業を怠ると、カビや雑菌の繁殖につながる恐れがあります。
しかし多くのウォーターサーバー業者が定期的なメンテナンスサービスを提供しています。これを利用すれば、社内での手間を大幅に削減できるでしょう。結局のところ、この「手間」は従業員の健康と快適な職場環境を維持するための必要な投資と考えることができるのです。
水の種類と容量の選び方
水の種類とその特徴
ウォーターサーバーの水選びでは、主な選択肢としてRO水と天然水があります。
RO水は特殊なフィルターで不純物を徹底的に除去した水です。ほぼ純水に近い状態で、安全性が高いのが特徴です。赤ちゃんのミルク作りや料理など、幅広い用途に適しています。
一方天然水は自然の恵みをそのまま味わえる水です。採水地によって含まれるミネラル成分が異なり、それぞれ個性豊かな味わいを楽しめます。コーヒーや紅茶を入れる際に、その風味を引き立てる効果も期待できます。
水の選択は、オフィスの用途や社員の好みに合わせて決めるのがおすすめです。例えばコーヒー好きな社員が多い職場なら天然水、安全性を重視するならRO水というように、オフィスの特性に合わせて選びましょう。水の種類によって、オフィスの雰囲気や社員の満足度も変わってくるかもしれません。
利用シーンに合わせた容量選び
オフィスの利用シーンに合わせた容量選びは、効率的なウォーターサーバー運用の鍵となります。例えば20人規模のオフィスなら、1日あたり約10リットルの水消費が目安となるでしょう。この場合、12リットルボトルを週2回程度交換するペースが適切かもしれません。
一方50人以上の大規模オフィスでは、より大容量の18リットルボトルや、ウォーターサーバー自体を複数台設置することも検討に値します。これにより、ボトル交換の手間を減らし、常に十分な水量を確保できます。
また季節によっても水の消費量は変動します。夏場は冷水需要が高まり、冬場は温水需要が増えるため、柔軟な対応が求められます。さらに来客の頻度や会議の多さなども考慮に入れましょう。
適切な容量選びは無駄なコストを抑えつつ、社員の満足度を高める重要な要素です。
経費削減に繋がる利用法
経費削減につながるウォーターサーバーの利用法は、水の種類や容量の工夫から始まります。例えばRO水は天然水に比べてコストが抑えられる傾向にあります。また適切な容量選びも重要です。必要以上に大きなボトルを選ぶと、使い切れずに無駄が生じる可能性があります。
さらに季節に応じた利用も効果的です。夏場は冷水の需要が高まるため、冷水専用機を導入し、冬場は温水需要に対応するなど、柔軟な運用を心がけましょう。
節電機能付きのサーバーを選ぶことも、電気代の削減につながります。夜間や休日はエコモードに切り替えるなど、使用状況に合わせた設定を行うことで、さらなる節約が可能です。
またボトルの定期配送サービスを利用する際は、使用量を正確に把握し、適切な配送間隔を設定することで、余分な在庫を抱えることなく効率的な運用ができます。
オフィスに置くおすすめのウォーターサーバー
オフィスに置くおすすめのウォーターサーバーは6つあります。
- アルピナウォーター
- アクアクララ
- クリクラ
- フレシャス
- コスモウォーター
- プレミアムウォーター
アルピナウォーター/エコサーバー
ウォーターサーバーの種類は4種類ありますが、エコサーバーはスタンダードのものと比較すると約35%の消費電力をカット。
さらにECOモードの利用により、7%〜10%の節約、最大42%の省エネを実現しているので、電気代がかなり安く済みます。
また水のボトルは12ℓで1,242円(税込)と他社と比べて圧倒的にお得!
初回費用や配送料もかからないので、コストをなるべく抑えたい…という場合位にオススメです。
・12ℓで1,242円と激安
・スタンダードサーバーよりも最大42%消費電力をカット
・サーバーが週1回自動でクリーニングされる
・4年ごとに無料でメンテナンスしてくれる
クリクラ/クリクラFit
クリクラFITは可能な限り無駄を削ぎ落とした、おしゃれなデザインが特徴的です。
サーバー本体の幅は245mmとかなりスリムなので多少狭い場所でも設置することが可能です。
コック(給水口)とボトルの差込口に抗菌加工をし、より清潔に安全に使用できるようになっており、さらに最短約30秒で90℃以上のお湯に温められる、「再加熱」機能を搭載し、インスタント食品やフリーズドライ食品の調理など、忙しい現代人の時短をサポートしてくれます。
・水ボトルのノルマがない
・月額料金が格安
・狭い場所にも設置できる
アクアクララ/アクアスリム
アクアスリムはスリムなボディー幅でわずかなスペースを有効に活用することができます。
スリムながらにして水受け皿は奥行きを広く設定。万が一給水の際に、手元から水がこぼれても水受け皿がしっかりキャッチしてくれます。
水は「RO膜(逆浸透膜)」でろ過、ミネラル調整を行って作り上げたRO水を利用しています。
嬉しいポイントは注文ノルマがないところ。あまり水を飲まない期間があり水が余ってしまう…という心配なく使うことができます。
・注文ノルマがない
・スリムなボディでどこにでもフィットする
・水ハネしにくい便利な水受け皿
フレシャス/dewo・Slat
フレシャスはコンパクトでスタイリッシュなデザインが人気の秘密です。
中でも、FRECIOUS dewo(フレシャス・デュオ)とFRECIOUS slat(フレシャス・スラット)は、数あるウォーターサーバーでも唯一グッドデザイン賞を受賞しています。
また外観だけでなく使い心地まで計算し尽くされており、女性や力の弱い高齢の方々にも楽に取り付け交換できるよう水ボトルは軽量7.2Lパックを採用しています。
・全国一律でボトルの送料が無料
・ウォーターサーバーのデザイン性がかなり高い
・水ボトルが軽量で交換しやすい
コスモウォーター/smartプラス Next
天然水が利用できるウォーターサーバーの中でも評判が高いコスモウォーター。
難しい操作は不要、ボタンひとつでお好みの水温を選べます。
嬉しいポイントとしては電気代が毎月256円〜で済むこと。
一般的な電気代は毎月500〜1,000円程度かかるので、それと比べるとかなり低価格で利用することができます。
また最新モデルのsmartプラスNextなら非常時も安心。ウォーターサーバー背面に付属の「非常用電源ユニット」を接続するだけで停電時にも常温水が使用できます。
・国際的な水の品評会で最高賞三冠達成!
・ボトルの交換が楽
・「密閉型ワンウェイボトル」で常に鮮度をキープ
・サーバーレンタル料無料!
プレミアムウォーター/スリムサーバー
スリムサーバーⅢは家計にも環境にも優しいエコモード搭載の省エネサーバーです。
部屋が暗くなるとエコセンサーが感知し、自動的に温水タンクの電源をオフにすることで通常使用時と比べ消費電力を抑えてくれます。
また利用している水は厳選した「富士吉田」「富士」「南阿蘇」「金城」「吉野」「北アルプス(北海道限定)」「朝来」「岐阜北方の8つの採水地から好きな天然水を選べます。ウォーターサーバーでは珍しい「非加熱処理」を行っており、その美味しさはモンドセレクションで賞を受賞するほどです。
・エコモードだと電気代がかなり節約できる
・「非加熱処理」の水は口当たりが良く、まろやかな味わい
・シンプルなデザインでオフィスに調和する
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は法人・オフィス向けのおすすめウォーターサーバー6選を紹介しました。
オフィスにウォーターサーバーなんか必要なの?と思うかもしれませんが、導入することによってデメリットよりもメリットの方が大きく、結果的に時間やコストの節約につながります。
また地震などの災害時に備蓄水として役立つ点は大きなメリットと言えるでしょう。
今回紹介したウォーターサーバーをぜひ比較・検討し、オフィスにあった1台を導入してみてください!