ウォーターサーバーを設置すると自宅やオフィスなどさまざまな場所で、いつでも冷たい水を楽しむことができます。 しかし突然「冷たくない…」「ぬるい気がする」と感じることがあるかもしれません。
これは使用状況や設置環境、さらには内部の故障など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。
本記事ではそんなウォーターサーバーの冷水がぬるくなってしまう原因を徹底的に分析し、効果的な対処法や予防策を詳しく解説します。
冷水のトラブルに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
定期的にメンテナンスしてくれるウォーターサーバー3選
最初におすすめのウォーターサーバー3選を紹介します。
- 信濃湧水
- アルピナウォーター
- うるのん
信濃湧水
信濃湧水は宅配型のウォーターサーバーで、標高1,220メートルと国内のミネラルウォーターの採水地ではトップクラスの標高を誇る水源地から湧く天然水を採水しています。
サーバーは床置き型と卓上型の2種類あり、エコサーバーはスタンダードサーバーと比較して最大42%もの省エネを実現しており、電気代がかなりお得になっています。
サーバー内部を温水循環により1週間に一度、自動的にクリーニングしてくれるほか、どのサーバーも2年〜4年に一度無料メンテナンスを実施してくれます。
アルピナウォーター
アルピナウォーターは北アルプスの湧水を原水とし、硬度指数が1.05と超軟水なだけに非常に飲みやすく安心して飲める水です。
ウォーターサーバーの種類は4種類ありますが、エコサーバーはスタンダードのものと比較すると約35%の消費電力をカット。
さらにECOモードの利用により、7%〜10%の節約、最大42%の省エネを実現しているので、電気代がかなり安く済みます。
また水のボトルは12ℓで1,242円(税込)と他社と比べて圧倒的にお得!
メンテナンスは2年に一度、エコサーバーは4年に一度無料でウォーターサーバーの交換をしてくれます。
うるのん

うるのんは名水の産地といわれる富士山のふもとで採れたおいしい天然水を利用しています。さらりとした飲み口で硬度も低いため、子供から高齢の方まで幅広い年齢層の方が利用できます。
サーバーは床置き型2種類と卓上型1種類あります。魅力的なポイントとしては稼働音が静かなところ。音の大きさは45db以下で、これは冷蔵庫の稼働音と同じ程度なので一般的にはほとんど気になることはない大きさです。
またメンテナンスについてはサーバーによって違いますが、3年〜6年の間に無償にてクリーニング・交換してくれます。
ウォーターサーバーの冷水がぬるい原因6つ
代表的な原因6つを詳しく紹介します。
- 冷却機能が故障してる
- 設置環境が良くない
- 定期的なメンテナンスの不足
- 使用頻度が高すぎる
- フィルターの詰まり
- 冷却水タンクの水量不足
冷却機能が故障してる
ウォーターサーバーで冷たい水が出なくなった場合、冷却機能に不具合が起きている可能性があります。そのままだと水の温度が下がらずぬるいままになってしまいます。
主な原因は以下のとおりです。
- コンプレッサーの劣化
冷却機能の中心となる部品が長く使うことで劣化し、冷やす力が弱まることがあります。カタカタと音がしたり、振動がある場合は要注意。 - 冷媒(れいばい)の不足や漏れ
冷媒は水を冷やすために必要なガスです。これが漏れると、冷却できず冷水がぬるくなってしまいます。 - 電源や配線のトラブル
電源コードがしっかり差さっていなかったり、配線に異常があると、冷却機能がうまく動作しません。
冷水がぬるいと感じたらまず電源や配線の確認をしましょう。異音や異常がある場合は故障のサインかもしれません。
定期的な点検や、必要に応じて専門業者への相談をおすすめします。
設置環境が良くない
ウォーターサーバーの冷水がぬるく感じる原因のひとつに、設置環境の影響があります。以下のような場所に設置されていると冷却性能が十分に発揮されにくくなります。
- 直射日光が当たる場所
窓際など日差しの強い場所ではサーバー本体が熱を持ちやすく、内部の温度も上昇してしまいます。その結果冷却機能が十分に働かず、水が冷えにくくなります。 - 暖房器具やキッチン周辺
ストーブやコンロの近くなど、周囲の気温が高くなりやすい場所ではサーバー自体の温度も上がってしまい、冷水の温度が下がりにくくなります。 - 通気性の悪い場所
ウォーターサーバーの背面には冷却ファンが付いているため、壁にぴったりと設置してしまうと空気の流れが妨げられ冷却機能が低下します。
サーバーはなるべく風通しの良い直射日光や熱源を避けた場所に設置することで、冷水の温度を安定させることができます。
定期的なメンテナンスの不足
フィルターの清掃や交換を怠ると水の品質だけでなく、ウォーターサーバーの冷却機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。冷水がぬるくなるトラブルを防ぐためにも以下のような定期的なメンテナンスが欠かせません。
- フィルターの交換
フィルターが目詰まりすると水の流れが悪くなり、冷却効率が低下します。メーカー推奨のタイミングで定期的に交換することで、清潔で冷たい水を保つことができます。
- 内部のクリーニング
長期間使用しているとサーバー内部にカビや水垢がたまることがあります。これらの汚れが冷却装置に悪影響を与えるため、定期的に内部を清掃することが大切です。 - プロによる点検
コンプレッサーや冷却装置の不具合は自分で気づきにくい場合があります。専門業者による定期点検を受けることで故障を早期に発見し、安心して使い続けられます。
こうしたメンテナンスを怠らないことがサーバーを長く快適に使用するためのポイントです。
使用頻度が高すぎる
ウォーターサーバーは一定量の水を冷やすための時間が必要なため、以下のような状況では冷水がぬるく感じることがあります。
- 短時間に大量の冷水を使った場合
一度に大量の冷水を使うと冷却が間に合わずぬるくなるため、少し時間をおいて使用しましょう。 - 頻繁に連続で使用した場合
短時間で何度も使用すると冷却が追いつかないため、冷却タンクが満杯になるまで待つことが重要。 - 利用人数が多い場合(オフィスなど)
オフィスなどで多くの人が使うと冷却が追いつかないため、サーバーの追加や冷却時間の確保を検討しましょう。
これらの点に注意することで、常に冷たい水を快適に利用しやすくなります。
フィルターの詰まり
フィルターが詰まると水の流れが悪くなり冷水の出る量が減少することで、ぬるく感じる原因になることがあります。
以下のような点に注意し、適切にメンテナンスを行うことが大切です。
-
フィルターの交換時期を守る
交換時期を過ぎると詰まりの原因に。メーカー推奨のタイミングで交換しましょう。 -
水質による影響に注意
水質が悪い地域ではフィルターが詰まりやすいため、通常より頻繁な交換が必要です。 -
浄可能なフィルターは定期的に清掃する
洗えるフィルターは定期的に清掃しないと詰まりの原因に。こまめにメンテナンスしましょう。
フィルターの状態をこまめにチェックすることで、快適に冷水を利用することができます。
冷却水タンクの水量不足
ウォーターサーバーの冷却タンクに水が十分に供給されていないと冷却機能がうまく働かず、冷水がぬるく感じられることがあります。
以下のような原因に注意して確認しましょう。
-
水ボトルの装着ミス
ボトルが正しく接続されていないと、タンクに水が供給されません。しっかり装着されているか確認しましょう。 -
タンク内の水漏れ
タンク内で水漏れがあると水不足で冷却がうまく機能しません。定期的にチェックしましょう。 -
ボトルの水切れ
ボトルが空だと冷却タンクに水が供給されず、冷水がぬるくなります。残量を確認し早めに交換しましょう。
これらの点を確認・対応することで、冷水がぬるくなるトラブルを防ぐことができます。
ウォーターサーバーの冷水がぬるいと感じる時の対処法4選
冷水がぬるい時の対処法として4つ紹介します。
- 電源のオンオフを確認する
- 冷却時間を十分にとる
- フィルターの掃除・交換をする
- 冷却タンクの確認をする
電源のオンオフを確認する
冷水の温度が下がらない原因として意外と多いのが電源トラブルです。
冷却機能が正常に作動していない場合は、まず以下の点を確認してみましょう。
- 電源プラグがしっかり差し込まれているか
- 電源スイッチがオンになっているか
- 停電やブレーカーの異常がないか
このような基本的な電源チェックだけでも、冷水が出ない不具合が解消されるケースがあります。
冷却時間を十分にとる
冷水の温度がぬるく感じる場合は冷却時間をしっかり確保することが改善のポイントです。
以下の対策を意識することで冷水の温度を回復させやすくなります。
-
使用後はしばらく待機する
大量の冷水を使った後は、15〜30分の冷却時間を確保しましょう。 -
夜間に冷却時間をとる
夜間の使用を控えることで、翌日には冷えた水を使用できます。 -
複数台の導入を検討する
オフィスなどで多くの人が使う場合、ウォーターサーバーを複数台導入すると安定して冷水を供給できます。
冷水を効率よく使うにはサーバーの冷却時間を意識して活用することが大切です。
フィルターの掃除・交換をする
フィルターの詰まりはウォーターサーバーの冷却機能に影響を与え冷水がぬるく感じる原因となることがあります。以下のような対処を行いましょう。
-
フィルターを清掃する
洗浄可能なフィルターは取り外して水で洗い、乾燥後に再装着しましょう。 -
定期的に交換する
交換時期が過ぎたフィルターはすぐに新しいものに交換しましょう。半年〜1年ごとの交換を推奨します。 -
交換用フィルターを準備する
フィルター交換時に備えて、予備のフィルターを常に用意しておくと便利です。
フィルターの詰まりは水質の低下や冷却不良につながるため、定期的な点検とメンテナンスを心がけることが重要です。
冷却タンクの確認をする
冷却タンクに水が入っていない状態では当然ながら冷水は供給されません。
以下のポイントを確認し、適切に対応しましょう。
-
タンクの水量をチェックする
冷却タンクの水量を定期的にチェックし、不足していれば水を補充しましょう。 -
ボトルの装着状態を確認する
水ボトルが正しく装着されているか確認し、しっかり差し込まれているかをチェックしましょう。 -
タンクの清掃
タンク内が汚れていると冷却効率が低下するため、定期的に清掃を行いましょう。
冷却タンクの状態を日常的にチェックし、必要に応じて清掃や調整を行うことで冷水が出ないトラブルを防ぐことができます。
ウォーターサーバーの冷水を常に適温で保つためのコツ
ウォーターサーバーの冷水を適切何度に保つためのコツを4つ紹介します。
- 直射日光を避ける設置場所を選ぶ
- 定期的にフィルターを交換する
- 一定期間使用しない場合には電源を切る
- 定期的に専門業者にメンテナンス依頼をする
直射日光を避ける設置場所を選ぶ
ウォーターサーバーの冷水温度を安定させるためには設置場所の選定が非常に重要です。
まず直射日光が当たる窓際は避け、できるだけ日陰に設置しましょう。日差しがサーバー内部の温度を上昇させ冷却機能に悪影響を及ぼす恐れがあります。さらに冷却機能を十分に発揮させるためには風通しの良い場所を選び、壁との間に適度な距離を確保することも大切です。
どうしても日光が差し込む場所に設置する場合は専用のカバーやブラインドなどで日差しを遮る対策を取りましょう。適切な環境に設置することでウォーターサーバー本来の性能を引き出し、冷水がぬるくなるといったトラブルを防ぐことができます。
定期的にフィルターを交換する
フィルターを定期的に交換することは冷水の温度を安定させるうえで非常に重要です。
メーカーの推奨に従い、半年から1年を目安に交換を行いましょう。また水の流れが悪くなったり、詰まりが見られた場合は早めの交換が必要です。日頃から予備のフィルターを準備しておくことで、交換時にもスムーズに対応できます。
定期的なフィルター交換は冷却効率の維持だけでなく、水質の安全性を保つためにも欠かせません。
一定期間使用しない場合には電源を切る
ウォーターサーバーを長期間使用しない場合は電源を切ることで機器への負担を軽減し、寿命を延ばすことができます。
たとえば旅行や出張などで1週間以上使用しない場合は、冷却機能を休ませるためにも電源をオフにするのがおすすめです。また冷水の使用頻度が下がる冬場なども一定期間電源を切ることで省エネにつながります。
さらに長期間使わなかったサーバーは内部にカビや汚れが発生している可能性があるため、再使用前にはしっかりとメンテナンスを行うことが大切です。
定期的に専門業者にメンテナンス依頼をする
ウォーターサーバーの性能を良好な状態で保つためには定期的に専門業者によるメンテナンスを受けることが大切です。
年に一度の点検では冷却システムやフィルターの劣化状況を確認し、必要に応じて部品の交換や調整を行うことで不具合の予防につながります。また使用中に異音や振動が生じた場合は内部の部品に不具合が生じている可能性があるため、速やかに専門業者へ点検を依頼することが重要です。
さらにメーカー保証の対象期間内であれば、点検や修理が無料または割引価格で対応されることもあるため保証内容を事前に確認し、適切なタイミングでメンテナンスを実施するようにしましょう。
まとめ
今回はウォーターサーバーの冷水がぬるくなってしまう原因と適切に温度を保つためのポイントを紹介しました。