《高齢者は脱水症状を引き起こしやすい？》
高齢者は若い頃に比べて、運動量が減り、汗をかくことが少なくなってきます。
喉が渇いたと感じることも減るため、水分補給をすることも少なくなってくるでしょう。
しかし、喉が渇いていなくても、意識的に水分補給をしなければなりません。
日常生活では、様々な方法で水分が体の外に排出されているのです。
例えば、尿や便、不感蒸泄が挙げられます。
不感蒸泄とは、汗以外の皮膚や呼気から水分が蒸散することです。
汗などのように目で確認することができないため、気がつかないうちに水分が蒸散されています。
運動をしなくても水分が不足しないように、こまめに水分補給をしましょう。
高齢者は、成人と比べて体内の水分量が少ないと言われており、成人は6割あるのに対して、高齢者は5割程度であるため、夏や軽い運動をしただけで脱水症を引き起こす危険性があります。
また、加齢により腎臓の機能が衰えることによって、老廃物を体外に出すために排泄する尿や便の量が増え、水分量がより減ってしまうのです。
高齢者に適切な水分量を補給しましょう。
《水分不足が発生する前に》
高齢者が飲料水から摂取しなければならない適切な水分量は、1〜1.5リットルと言われています。
また、風邪で熱が出たときや嘔吐、下痢などの体調不良の場合はそれ以上の水分量が必要です。
自分では気がつかないうちに脱水症状に陥っていることもあります。
痰がからみやすい、脇の下が渇いている場合は水分が不足している恐れがあるため、水分補給をしましょう。
適切な水分量を補給すると、咳をしても痰がからみにくくなり、脇の下に手を当てると少し湿っている状態になります。
水分が不足してからでは遅いため、朝起きたときや食事中は必ず水分補給してください。
水分不足が起きると、食欲がなくなることもあります。
食欲がなくなれば、さらに脱水状態が進み、食欲がないときは少し多めに水分補給をすると良いでしょう。
一気に大量の水分を補給するのではなく、こまめに飲むのがポイントです。
《手軽に水分補給するためには》
高齢者になると、足が不自由になったり歩くのがしんどいと感じたりすることが多くなるのではないでしょうか。
そのため、水分補給に必要な飲料水を購入しにスーパーやコンビニに行くのが大変です。
そのようなときはウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーを自宅に設置すると、いつでも手軽に水分補給をすることができます。
水分補給がしやすい環境を整えることも非常に大切です。
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