《貧血に悩んでいる人は》
貧血に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
原因は様々ですが、過度なダイエットや偏食によって身体に必要な栄養が不足したり、女性は妊娠、出産、授乳、生理などで鉄分が不足して起こることがあります。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気が原因の場合もありますが、栄養や鉄分の不足が原因であれば、食生活を変えるだけで症状が軽減されることもあります。
動悸や息切れ、めまい、頭痛、全身の倦怠感などが頻繁に発症し、生活に支障をきたすようであれば、まず医療機関の受診をしますが、長期的な施策として食生活を改善してみてください。
基本的なことですが、一日三食、規則正しく食べることが重要です。
減量のために一日一食しか食べない生活を続けていると、体重が減ってもいつかは倒れてしまったりと健康によくありません。
また、太りやすい身体になりリバウンドしやすくなるため、おすすめできないダイエット法です。
偏った食事もおすすめできません。
栄養分をバランスよく摂取するために、お肉、魚、豆、穀類など好き嫌いせずに食べましょう。
《積極的に取り入れたいもの》
貧血にはビタミンCを多く含むものがいいと言われています。
例えば、野菜、フルーツ、イモ類などが挙げられます。
毎食、サラダやデザートとして果物を取り入れたり、シチューやお味噌汁など汁物にイモ類を取り入れてみてはいかがでしょうか。
特に、野菜は緑黄色のものを選びましょう。
緑黄色野菜には赤血球を作るために必要な葉酸を含むからです。
他には魚介類、レバーもヘモグロビンを作るときに必要な酸素成分である銅を含むため、食事に欠かせません。
中でも、牡蠣やシジミ、あさりはビタミンB12を含んでいるため、積極的に摂取したい食べ物です。
お肉や魚、豆類ではタンパク質を摂取できますが、動物性食品や植物性食品は体内での鉄の吸収率が悪いため、調理方法を工夫することが大切です。
肉、魚、卵、乳製品は動物性タンパク質を一緒に補うと吸収率が高まります。
健康に良いものを日常から取り入れて、貧血を予防しましょう。
《控えた方がいいもの》
控えた方がいい食べ物もあります。
例えば、玄米です。
玄米は健康に良い、ダイエットに良いというイメージがあるため白米をやめて玄米中心に食べている人もいるでしょう。
しかし、これは不溶性食物繊維を含んでいるため排泄されやすく、鉄の吸収を阻害してしまうのです。
摂取することは悪いことではありませんが、生理期間は控えてみたり頻度に工夫をしてみてください。
健康的に過ごせるように食事を見直してみてはいかがでしょうか。