《頭の健康も考えよう》
手足が不自由になると生活に支障が生じることや、内蔵疾患を患うと生命の危機にも関わってくるので、例えば毎日のウォーキングや塩分を控えた食事を心がけるなど普段から健康に気を使っている人も多いでしょうが、それだけでなく、脳の健康にも気を使っていかなければなりません。
人間は生きている限り、新しい神経細胞を作って変化し続けていますが、その生成能力を高めることが大切です。
しかし、どのようなことを見直していけば良いのかわからない人もいるでしょう。
今日から心がけることができる6つの生活習慣があります。
取り入れられるものから始めてみてはいかがでしょうか。
1つは、ルーティーンから抜け出すことです。
毎日同じ時間に起きて、同じ朝食を食べ出勤する。
仕事が終わったらいつも通りの道を歩いて帰宅し、お風呂に入って晩御飯を食べて寝る。
このような同じ生活をずっと繰り返していると、脳を使う機会が減っていきます。
環境を変化させるために、小さなことでも毎日違うことをして脳を刺激しましょう。
《今日からできるもの》
2つ目は自分から積極的に取捨選択していくことです。
近年私たちは、パソコンやスマホ、テレビなど視覚、聴覚で情報を浴びながら過ごしています。
そうではなく、受け身にならずに自分から調べることや探すことが大切です。
3つ目の習慣は、抗不安剤や睡眠薬を飲まないことです。
不眠症や不安障害を軽減、解消するために服薬している人もいるのではないでしょうか。
医師から処方され、安心して服薬できるものですが、脳が働く機会を減らしていきます。
医師の診断により必要な場合は仕方がありませんが、安易に手を伸ばすのは考え直してください。
《よく動いて人と関わりを持つ》
4つ目は体を動かすことです。
ウォーキングや趣味のスポーツなどによって、栄養因子という化学物質を筋肉が生産してくれます。
栄養因子は血液中を巡って幹細胞に働きかけるのです。
体だけでなく頭の健康に良いということも知っておきましょう。
5つ目はできるだけ他者とコミュニケーションをとることです。
他者と関わることで発達する部分があります。
6つ目は食事のバリエーションに気をつけることです。
好きなものばかりを食べている人も多いでしょうが、毎日の食事がバリエーションに富んだものを心がけてください。
このように6つの習慣がありますが、好奇心を忘れずに情報も人との関わりも能動的に行い、同じことの繰り返しを避けてよく動くことが大切です。
今日から気をつけて過ごしてみてはいかがでしょうか。