《命に危機が及ぶことがある熱中症》
夏の暑い時期は、高温多湿の環境で過ごすことが多くなるため、体内の水分やミネラルなどのバランスが崩れ、体温の調整ができなくなる熱中症にかかる人が多くなります。
熱中症はだるさ、吐き気、まっすぐ歩けない、痙攣などの症状が起こり、命に危険が及ぶことがあるため、注意しなければいけません。
熱中症は予防が非常に大切です。
熱中症を予防するためには、水分補給が欠かせません。
しかし、水分補給はただ水を飲めば良いというものではありません。
いつ、何を、どれくらい飲むかが重要になり、間違った水分補給を行うと、熱中症を予防することができませんし、他の問題を引き起こす可能性もあるため、正しい水分補給の仕方を知っておく必要があります。
《間違った水分補給の仕方》
実際は、間違った水分補給をしてしまっている人が多いのではないでしょうか。
例えば、喉の渇きを感じたら水分補給をする、一気にたくさんの水分補給を行う、清涼飲料水やジュースをたくさん摂取している、運動の最中は水分補給を行わない、クーラーが効いている室内では水分補給をしない、アルコールやカフェインで水分補給をしているなどです。
熱中症にかかる人の多くは間違っていることを知らずに、このような水分補給の仕方をしてしまっていることが多くあります。
そして、それを無意識にしていることが多いのです。
そのため、熱中症は意識をして水分補給を行わなければいけません。
《正しい水分補給の仕方で熱中症を予防しよう》
多くの人は喉が乾いてから水分補給をするでしょう。
しかし、喉の渇きを感じた頃には既に脱水状態にあります。
起きた後、外出前、勤務中、車の運転中、運動の前後、入浴の前後、寝る前など、喉が乾いていないと思っていてもこまめに水分補給を行う必要があります。
そして、熱中症予防に適している飲み物は水、麦茶、牛乳です。
汗をかくとミネラル不足が生じるためミネラルを十分に補わなければいけません。
運動などで大量に汗をかくと水分だけでなく塩分も失われるため、スポーツ飲料などでナトリウムの補給を行う必要があります。
夏場は普段より汗をかく量が多いため、こまめに普段より多く水分補給を行いましょう。
一気に水分補給をすると、胃に負担がかかります。
1度に150~200ccほど摂取し、1日最低でも2ℓの水分を摂取してください。
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