《季節に合わせた水分補給》
水分補給の量は、季節に合わせて調節しなければなりません。
特に、夏は大量の汗をかきますね。
人間の身体は、季節のサイクルが組み込まれており、夏は汗を身体の外に出すように変化しています。
大量の汗をかくことは、健康の証です。
成人の場合は、身体の約60%、幼児は約75%が水分でできており、汗が次から次へと出てきます。
汗は、単なる水ではなく身体の中で様々な成分が混じり合い、排出するときにも成分を巻き込んだものが出るのです。
そのため、排出された分だけの水分補給はもちろん、一緒に排出されてしまった成分も摂取する必要があります。
成人の基礎的な水分排出量は1日2,300ミリリットルです。
夏は多めに水分補給をしましょう。
たくさん汗をかいた日は1.5リットル以上、水分補給をすることをおすすめします。
1.5リットルは1日の目安ですが、無理やり飲むことはせずに、無理のない範囲で水分補給してください。
《春の水分補給》
季節の中でも夏は暑さから喉が渇き、自然と水分摂取量が多くなるものです。
夏バテや、熱中症などを予防するために意識して水分補給をする人も少なくありません。
しかし、夏以上に意識して水分補給が必要な季節は『春』です。
春は環境の変化がある季節だと言われており、冬の寒さと激しい乾燥に晒されていた身体が一息つく季節でもあるため、ふとした瞬間に体調不良を起こしてしまう恐れがあります。
春は体調管理が難しい季節でもあり、気温が徐々に上昇して汗をかく頻度も多くなり、身体が乾きやすい状態です。
そのため、春は水分補給がとても大切になります。
冬場よりも、水分補給の量を少しずつ増やしていくことを意識しましょう。
乾いた身体を潤すために、こまめに水分補給をしてください。
4月は入学や就職、転勤など新生活が始まる人が多く、環境の変化から様々なストレスがかかる季節です。
落ち着かないときは水を飲んで、一息ついてみてはいかがでしょうか。
《秋と冬は水分補給を怠りやすい》
秋は、涼しくなり過ごしやすい季節です。
それに伴い夏と比較すると喉の乾きが薄れ、汗をかくことも減ります。
そのため水分補給が疎かになる人も多いでしょう。
秋は夏ほどの炎天下ではありませんが、たくさんの汗をかいています。
冬に向けてだんだんと空気が乾燥して汗が蒸発するため、汗をかいていないと勘違いする人も少なくありません。
秋は、夏よりも喉の乾きや水分不足がわかりにくくなるものです。
気がつかないうちに、身体は水分不足の状態になっている危険性があります。
喉を潤すだけではなく、適切に水分補給をしてください。
冬も秋と同様に、汗をかかなくても水分補給が大切です。
ウィルスが活発化する時期であるため、喉や鼻の粘膜に潤いを与える必要もあります。
しっかりと水分補給をしましょう。
身体の冷えが気になる人は、お湯がおすすめです。
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