《健康寿命とは?》
いつまでも健康に過ごしていたいと思う人は多いのではないでしょうか。
そのためには、食生活の見直しをしたり、定期的に運動をするなど、自分の健康と向き合う必要がありますが、また、健康寿命についても知っておくことが大切です。
健康寿命とは、自立して元気に日常生活を過ごせる期間のことを言います。
この健康寿命は、WHOという世界保健機構が提唱しています。
平均寿命から要介護になった期間を差し引くと、健康寿命を計算することが可能です。
平均寿命については知っている人が多いですが、現在、日本では全ての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を求めており、死亡の減少や健康寿命を延ばす、QOLの向上を実現することが目的となっています。
平均寿命よりも健康寿命を意識して生活していくことが、これからの高齢化社会にとって大切なことだと言えるのではないでしょうか。
健康に気を使っている人は、健康寿命をアップさせる方法を知っておくと良いでしょう。
《メタボリックシンドロームとロコモティブシンドローム》
健康寿命をアップさせるためには、メタボリックシンドロームにならないように気をつける必要があります。
メタボリックシンドロームは、内臓の周りに脂肪が過剰に蓄積してしまい、血糖や血圧、脂質が高く、高血圧、脂質異常症、糖尿病を発症させる可能性が高くなるのです。
メタボリックシンドロームにならないためには、食事管理や運動をバランスよく取り入れなければなりません。
メタボリックシンドロームを予防するのと同様に、ロコモティブシンドロームも食事や適度な運動が必要です。
ロコモティブシンドロームは運動器症候群と言い、立つことや、歩くための機能が低下している状態のことになります。
片足で立って靴下を履くことができない、家の中でもつまずく、滑る、階段を上がる時は手すりが必要、15分ほどでも歩いていられないという人は、ロコモティブシンドロームの可能性があるのです。
《健康寿命を延ばすための習慣》
健康寿命を延ばすために、日常で取り入れたい習慣があります。
それは、早寝早起きと十分な睡眠です。
しっかりと睡眠を取らなければ、疲労が蓄積して倒れてしまいます。
睡眠をしっかり取って、心も体もリフレッシュさせると、健康寿命を延ばすことにつながります。
また、食生活の充実と定期的に運動をすることも大切です。
栄養のバランスを考えた食生活が、健康寿命を延ばす基本となります。
健康のために仕方なく食べるよりも、積極的に食事を楽しむという姿勢が大切です。
体力と免疫力がついていると、病気にかかりにくくなり、回復が早くなります。
運動は、全身の血行を改善し、血圧の安定や血管のつまりを予防させることが可能となります。
このように、健康寿命を延ばすために意識して生活してみてはいかがでしょうか。