《健康に良い睡眠時間》
睡眠は健康と関係しています。
仕事で忙しく、睡眠不足が続いている人も多いのではないでしょうか。
睡眠時間が不十分であると、仕事でミスをしやすくなることや、生活習慣病を引き起こす原因になるため、注意が必要です。
しかし、単に寝る時間を増やせば良いというわけではありません。

健康に良い睡眠方法を心がけることが大切です。
一般的に、健康に良いとされている睡眠時間は1日6、7時間です。
中には、休日に10時間以上寝て、平日のために寝溜めをする人もいるでしょう。
これは意味がありません。
逆に、寝る時間が多すぎて頭が冴えないことや、集中できないなど仕事に悪影響を与える可能性があります。
そのため、寝すぎないように注意しなければなりません。

《睡眠の質を上げる時間帯》
6、7時間が最も健康に良い睡眠時間ですが、寝る時間帯にも睡眠の質に影響を与えるポイントがあります。理想は、午前0時から6時です。
この時間帯は、メラトニンという睡眠を促すホルモンの分泌が盛んになるため、質の良い睡眠を取ることができます。
午前6時からはコルチゾールというホルモンが分泌され、体が目覚めやすくなります。
休日も夜更かしせず、午前0時から6時まで寝ることを心がけてみてはいかがでしょうか。
しかし、中には寝つきが悪く深夜1、2時にならなければ眠くならないという人もいるはずです。
睡眠の質を高める時間帯に寝たくても、寝つけないこともあるでしょう。
寝つきをよくするためのポイントは、昼寝にあります。
午後2時から4時までは眠気が高まるため、昼寝をする方が仕事の能力を高めることができます。
しかし、あまり長く寝ると寝つきが悪くなるため注意してください。
長くても30分未満の昼寝を心がける必要があります。

《お酒の飲み過ぎには注意》
毎晩、晩酌が日課になっている人も多いのではないでしょうか。
ストレス発散や寝つきが良くなるため、寝る前にお酒を飲む人も少なくありません。
実際に、アルコールは体温を下げる働きがあり、飲酒した直後は眠気が襲ってきます。
しかし、3時間ほど経過すると交感神経が高まり、体温が上昇して睡眠の質を低下させる原因となるため、注意してください。
寝つきを良くするためにお酒を飲んでいるのであれば、音楽を聴いてリラックスしたり、お風呂に浸かったりなど他の方法で眠気を誘う工夫が必要です。
ストレス発散のためにお酒を飲んでいる人も、休肝日を作ったり飲む量を減らしたりと心がけましょう。