ミネラル不足によって起こりうるリスクは?
現代の食生活では不足しがちなミネラル分。
ミネラルが不足すると、イライラして、集中できない・疲れやすい・生活習慣が気になるなど、様々な症状が出てきます。
昔の日本人はミネラルの多い食品や食材を意識しなくても充分に摂れてました。ところが食文化が欧米化になるにつれて段々とミネラル不足が気になるようになっていったのです。いつからかミネラルがより多く入っている食品や食材を意識しなければいけなくなってきた時代といえます。
日本の農産物にも変化が
昔は、ミネラルをたっぷり含んだ土壌で育つ作物や、山林から流れ出すミネラル分を多く含んだ川の水、塩田で作ったミネラル豊富な天然塩を使った漬物や干物などから必要なミネラルを自然に補給してきました。しかし、地球環境の悪化や農業の効率化によって、土壌のミネラルが減少し、食材自体が栄養不足となってしまいました。ミネラル分が失われがちな加工食品やファストフードの増加、ミネラル不足の穀物飼料で育てられた食用肉に偏って、ミネラル豊富な魚貝類や海藻類を食べなくなった食生活のせいで、現代人は慢性的なミネラル不足となっているのです。
例えば一日に必要なカルシウムを食物で摂ろうとすると、イワシで30匹です。鉄分なら、カリフラワー5株も摂らなくてはなりません。現実的には、食物だけでミネラル・バランスを保つことは非常に難しいわけです。
アンケートを取ったらイメージ先行の結果が
よし!ミネラルを摂ろうって思った時に思い浮かぶのはなんですか?私はやっぱり海藻類。実は結果もやっぱり海藻類が断トツ人気!
海藻類でも特に昆布や、わかめ、ひじきといった食べ物がミネラル豊富で栄養素も高いことから人気のようです。次に多い回答に麦茶やミネラルウォーターが挙がりました。
(一部抜粋)
【回答一覧】
・麦茶かな、CMでそんな宣伝文句のCMを見たことがあるのでそう思います(40代/女性/その他専門職)
・ひじきは海のミネラルという。ひじきのほうが一番思いつきやすい。(20代/男性/パートアルバイト)
・ワカメや昆布や海苔などの海草類がミネラルの多い食品だと1番に思い浮かびました。(30代/女性/無職)
・その名前どおり、ミネラルウォーターが、まず最初に思い浮かびます。(40代/女性/専業主婦)
・海藻類(ワカメ、海苔)や、魚類の干し物、ミネラルウォーターなど。(30代/女性/無職)
・牡蠣には亜鉛が豊富で、貧血の予防に大変効果のある食物だと思います。(40代/女性/パートアルバイト)
・海藻類です。よくわかりませんが、なんとなく海の食べ物をイメージしてしまいます。(40代/女性/自由業・フリーランス
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年06月16日~2015年06月30日
■有効回答数:100サンプル
バランスの良い食事を心がけよう
ミネラルの多い食品や食材を探すよりもまずは6つの基礎食品を知っておきましょう。
「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがその基本です。以下6群に分けられます。
1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、5群は穀類・いも類、6群は油脂製品となっています。
なにかひとつのミネラルの多い食品や食材を探す前にこの6つの基礎食品が食卓に並んでいるか?そこから考えてみてはいかがでしょうか?
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