ウォーターサーバーはすぐに冷水・温水が飲めたり安心して水を利用できたりと便利で多くの家庭やオフィスで重宝されています。
メリットが多く不自由なく使えそうですが、便利さの裏には「熱問題」という課題が実は潜んでいます。
「熱問題」はサーバーが稼働する際に発生する熱が原因で、特に夏場にウォーターサーバーを使用していると部屋が暑く感じるなんてことも。
本記事ではウォーターサーバーが部屋の温度に影響を与える理由や、その対策として適切な置き場所の工夫や効果的な対処法を詳しく解説します。
快適な環境を維持しながらウォーターサーバーを活用するためのポイントを、ぜひチェックしてみてください。
ウォーターサーバーが原因で部屋が暑くなってしまう理由
ウォーターサーバーが原因で部屋が暑くなってしまう理由として3つの原因が挙げられます。
- コンプレッサーが熱を発するから
- 連続使用で過熱するから
- 冷却ファンの排熱が原因
コンプレッサーが熱を発するから
ウォーターサーバーには冷却機能を持つコンプレッサーが搭載されており、冷水を作る際に冷媒を圧縮することで熱を放出します。
- コンプレッサーは冷水を作る際にフロンガスを圧縮し、その過程で熱を発生させます。
- 稼働時に放出された熱がサーバー周辺に蓄積し、室温が上がる原因になることがあります。
- 特に通気性の悪い場所では熱がこもりやすく、部屋全体に広がる可能性があります。
コンプレッサーから発生する熱は避けられないものですが、適切なメンテナンスや設置場所を工夫することでこの影響を最小限に抑えることが可能です。
連続使用で過熱するから
ウォーターサーバーは冷水と温水の両方を提供する機能を持っていますが、これを頻繁に使いすぎると過熱する可能性があります。
頻繁な使用を控え適度にウォーターサーバーを休ませることで過熱を防ぎ、部屋が暑くなるのを抑えることができます。
- 連続して冷水や温水を使うとウォーターサーバーの負荷が増大し、機械が過熱しやすくなります。
- 特に夏場のように室温が高い時期にはウォーターサーバーが余計に熱を発生させることがあります。
- この過熱が続くとサーバーの寿命にも影響を及ぼす可能性があり、定期的な休止が推奨されます。
冷却ファンの排熱が原因
ウォーターサーバーには冷却ファンが搭載されており、内部の熱を外へ排出します。
しかし排出された熱風が部屋の温度上昇を招くことがあります。
ファンの性能を維持するには定期的な掃除が必要で、詰まりがあると排熱が妨げられさらに熱がこもる原因になります。
- 冷却ファンはサーバー内部の熱を効率的に排出するために働いています。
- しかしこの排出された熱風が部屋の空気を暖め、結果として室温が上がることがあります。
- 特に狭い部屋や通気性の悪い場所ではこの熱が蓄積され、部屋が暑く感じやすくなります。
ウォーターサーバーで部屋が暑くなる場合の置き場所の工夫
もしウォーターサーバーが原因で部屋が暑くなってしまう場合、以下の点に注意すれば解消されるかもしれません。
- 通気性の良い場所に設置する
- 直射日光を避ける
- 狭いスペースに置かない
通気性の良い場所に設置する
ウォーターサーバーを設置する場所として、まず重要なのは通気性の良い場所を選ぶことです。
- 広々としたスペースに設置しサーバーの周囲に空間を確保する。
- 壁や家具から距離を取り、熱が放出されやすい環境を整える。
- 可能であれば、窓を開けて風通しの良い場所に設置すると効果的。
特に狭い空間や密閉された場所に設置すると熱がこもりやすくなり、部屋全体が暖まりやすくなります。
通気性の良い場所に設置することでウォーターサーバーからの排熱が効果的に外部に放出され、部屋の温度上昇を抑えることができます。
直射日光を避ける
ウォーターサーバーを直射日光が当たる場所に置くと、さらに熱がこもりやすくなります。
- 直射日光の当たらない涼しい場所にウォーターサーバーを設置する。
- 遮熱カーテンを使って、部屋の温度を下げる工夫をする。
- 窓際に設置する場合は、日陰を作る工夫をすることが大切。
直射日光が当たらない場所を選ぶことでサーバー自体の温度上昇を抑え、部屋全体が暑くなるのを防ぐことができます。
狭いスペースに置かない
ウォーターサーバーを狭いスペースに設置すると放熱が不十分になり、周囲の温度が上がりやすくなります。
- 狭いクローゼットや棚の中など、通気性の悪い場所に設置しない。
- サーバーの周りに少なくとも30cm以上の空間を確保する。
- 風通しの良い場所を選び、自然に空気が流れる環境を作る。
狭い場所にウォーターサーバーを設置することで放熱が十分に行われず、サーバーが過熱しやすくなります。
広めのスペースに置くことで、部屋全体が暑くなるのを防ぎます。
ウォーターサーバーの熱を抑えるためにできる対策
ウォーターサーバーの熱を抑えるために、本体で実施できる対策は以下の3つです。
- エコモードを使用する
- 定期的にメンテナンスする
- 冷却ファンの清掃を行う
エコモードを使用する
最近のウォーターサーバーにはエコモードが搭載されているモデルが多くあります。
エコモードを活用することで電力消費を抑え、サーバーが発生する熱も減少させることができます。
- エコモードを設定することで冷水・温水の生成を効率的に制御し、熱の発生を抑える。
- 夜間や外出時など、頻繁に使わない時間帯にエコモードを活用する。
- エコモードを定期的に使用することで、長期的な省エネ効果も期待できる。
エコモードはウォーターサーバーの稼働を効果的に制御するため、熱の発生を抑える上で非常に有効な方法です。
定期的にメンテナンスする
ウォーターサーバーを定期的にメンテナンスすることはサーバーの効率を維持し、過剰な熱の発生を防ぐために重要です。
特にサーバー内部のフィルターや冷却システムの掃除は欠かせません。
- フィルターの定期的な交換や掃除を行い冷却効果を維持する。
- ウォーターサーバー内部の機械部分も点検し、適切にメンテナンスすることで熱を抑える。
- メンテナンスを怠るとサーバーの性能が低下し、電力消費や発熱が増加することがあります。
定期的なメンテナンスを行うことで、ウォーターサーバーの効率を最大限に発揮させ、熱の発生を最小限に抑えることができます。
冷却ファンの清掃を行う
冷却ファンに埃やゴミが溜まると放熱効果が低下し、サーバーがより多くの熱を発生する原因となります。
- 冷却ファンの周りにたまった埃を定期的に掃除する。
- 冷却ファンが詰まっていると放熱が効果的に行われず、サーバー内部が過熱する。
- 定期的なファンの掃除はウォーターサーバーの寿命を延ばすだけでなく、部屋の温度上昇を抑える効果があります。
冷却ファンの清掃は特に熱を抑えるために重要なメンテナンス作業です。
定期的に冷却ファンを清掃することで冷却効率を高め、部屋が暑くなるのを防ぐことができます。
ウォーターサーバー以外でできる暑さ対策
もし部屋が暑いと感じた時、ウォーターサーバー以外でできる暑さ対策を3つご紹介します。
- サーキュレーターで空気を循環させる
- 遮熱カーテンを使用する
- 扇風機で冷気を送る
サーキュレーターで空気を循環させる
サーキュレーターを使用することで部屋の空気を効率的に循環させることができます。
- サーキュレーターを使って部屋全体の空気を効率的に循環させる。
- ウォーターサーバーの近くに置くことで、サーバーからの熱を効果的に分散させる。
- エアコンと併用することで冷気を部屋全体に均等に行き渡らせることが可能。
サーキュレーターを使うことで部屋全体の空気を効率よく循環させ、ウォーターサーバーからの熱がこもるのを防ぐことができます。
遮熱カーテンを使用する
直射日光が部屋に入ると室温が上昇しやすくなります。
遮熱カーテンを使用することで日光による温度上昇を防ぎ、部屋が暑くなるのを抑えることができます。
- 遮熱カーテンを使用して日差しによる室温の上昇を防ぐ。
- 特に窓際にウォーターサーバーを設置している場合、遮熱カーテンは効果的。
- 部屋全体の温度を均一に保つために、エアコンと併用するとより効果的。
遮熱カーテンは直射日光による室温の上昇を防ぐために非常に有効です。
特に窓際にウォーターサーバーを置いている場合には、遮熱カーテンの導入が非常に効果的です。
扇風機で冷気を送る
扇風機を使って部屋全体に冷気を送ることで、エアコンの負荷を軽減しながら部屋を涼しく保つことができます。
- 扇風機を使って冷気を部屋全体に送ることで、室温を均一に保つ。
- ウォーターサーバーの近くに設置してサーバーからの熱を分散させる。
- エアコンと併用することで、冷気を効果的に部屋全体に広げ、効率よく室温を下げる。
扇風機を使ってエアコンと併用することで冷気を部屋全体に効率よく広げ、ウォーターサーバーの熱の影響を最小限に抑えることができます。
ウォーターサーバー使用時の注意点と暑さ対策のポイント
ウォーターサーバーを快適に使い続けるには、定期的なチェックと適切な設置が重要です。
以下で使用時の注意点と部屋の暑さを防ぐポイントを紹介します。
- 定期的に設置場所を見直す
- 過剰に冷水・温水を使わない
- 夏場は電源をオフにする時間を作る
定期的に設置場所を見直す
ウォーターサーバーの設置場所は一度決めたら終わりではありません。
季節や部屋の状況に応じて設置場所を見直すことが重要です。
- 季節ごとにウォーターサーバーの設置場所を見直すことで、熱の影響を最小限に抑える。
- 夏場は直射日光を避け、通気性の良い場所に移動させる。
- 設置場所が狭くなったり通気性が悪くなった場合は速やかに改善する。
ウォーターサーバーの設置場所を定期的に見直すことで熱の影響を最小限に抑え、部屋の温度上昇を防ぐことができます。
過剰に冷水・温水を使わない
ウォーターサーバーの冷水や温水機能を過剰に使用すると、サーバー内部が過熱しやすくなります。
- 必要以上に冷水や温水を使わずサーバーの負荷を軽減する。
- 頻繁な使用を避けサーバーが休息できる時間を確保する。
- 適度に冷水・温水を使うことでサーバーの過熱を防ぎ、寿命を延ばすことができます。
過剰な使用を控えウォーターサーバーを適度に利用することで発熱を防ぎ、快適な環境を保つことができます。
夏場は電源をオフにする時間を作る
夏場など特に暑い時期にはウォーターサーバーを一時的にオフにすることも有効です。
- 夜間や外出時にウォーターサーバーの電源をオフにして、無駄な発熱を防ぐ。
- 長時間使用しない場合は電源を切って省エネ効果を高める。
- 電源をオフにすることでサーバーの寿命を延ばし、メンテナンスの頻度も減らせます。
ウォーターサーバーの電源を適切に管理し必要に応じてオフにすることで、部屋の温度上昇や電気代を抑えることができます。
エコモード付きのおすすめウォーターサーバー4選
ここからはエコモード付きのおすすめウォーターサーバーを4選紹介します。
- コスモウォーター/smartプラス Next
- プレミアムウォーター/スリムサーバーⅢ
- エブリフレシャス/トール
- フレシャス/フレシャス dewo
コスモウォーター/smartプラス Next
smartプラスNextは「クリーンエア機能」と「クリーンサイクル機能」の2つのクリーン機能で最後の1滴まで新鮮な水を飲むことができます。
嬉しいポイントはエコモード機能が搭載されているので消費電力を最大60%カットすることができ、1ヶ月の電気代はなんと256円!かなり節約して利用することができます。
便利な機能としては従来のウォーターサーバーにはなかったUSB充電機能がついており、料理の動画を再生しながら使ったり、スマートスピーカーの置き場所としても利用ができます。
月額費用 | 4,104円〜 ※本体料金がかからないので水代のみ |
サイズ | 300×340×1100mm |
水の種類 | 天然水 |
水の容量 | 冷水:1.6L 温水:1.25L |
水の料金 | 4,104円〜/2本 |
電気代(省エネ時) | 約256円/月~ |
設置工事 | 不要 |
プレミアムウォーター/スリムサーバーⅢ
スリムサーバーⅢは家計にも環境にも優しいエコモード搭載の省エネサーバーです。
部屋が暗くなるとエコセンサーが感知し、自動的に温水タンクの電源をオフにすることで通常使用時と比べ消費電力を抑えてくれます。
エコモード使用時の場合は電気代は約500円。部屋が暗くなった状態をエコセンサーが感知して自動的に温水タンクの電源をオフにすることで、通常使用時と比べ消費電力を抑えてくれます。
また利用している水は厳選した「富士吉田」「富士」「南阿蘇」「金城」「吉野」「北アルプス(北海道限定)」「朝来」「岐阜北方の8つの採水地から好きな天然水を選べます。ウォーターサーバーでは珍しい「非加熱処理」を行っており、その美味しさはモンドセレクションで賞を受賞するほどです。
月額費用 | ずっとプレミアムプラン:4,082円 もっとプレミアムプラン:3,974円 |
サイズ | 270×363×1276mm |
水の種類 | 天然水 |
水の容量 | 冷水:2.5L 温水:1.8L |
水の料金 | 12ℓ:4,082円 7ℓ:3,380円 ※金額はプラン料金に含まれています。 |
電気代(省エネ時) | 約500円/月~ |
設置工事 | 不要 |
エブリフレシャス/トール
エブリフレシャス tallは“使いやすさ”にこだわり、デザインされたウォーターサーバーです。
見た目はシンプルで部屋のインテリアと馴染むデザインとなっており、水道水を注いで利用するタイプとなっています。
水を入れる貯水タンクは5.7ℓと大容量。取り外してこまめに洗えるようになっており衛生的です。
さらに省エネモードを搭載しているため、従来のサーバーと比べて電気代を最大約60%カットします。
また見た目だけでなく操作性にも細部までこだわっており、水を注ぐ出水口は高く、鍋まで置けるようトレイはワイドに。上部に設置されたボタンは楽な姿勢での操作を可能にしただけでなく、小さな子どもの手も届かず安心できるようになっています。
月額費用 | 3,300円 |
サイズ | 290×363×1125mm |
水の種類 | 浄水 |
水の容量 | 冷水:1.5L 温水:1.5L |
電気代 | 約360円/月~ |
設置工事 | 不要 |
フレシャス/フレシャス dewo
dewoは見た目だけでなく機能性まで「心地よい」と感じるカタチを目指したウォーターサーバーです。グッドデザイン賞やキッズデザイン賞と様々な賞を受賞し、多くのユーザーから長く愛され続けています。
カラー展開は5色、一般的なグレーやブラックに加えてミルキーベージュ、ペールブルー、ローズトープといったウォーターサーバーには珍しい色味が揃えられています。
さらに「SLEEP機能」「エコモード機能」「デュアルタンク機能」の3つの省エネ機能で従来に比べ70%以上の電気代がカットすることが可能になっています。
また図書館に置いても気にならないくらいの静音設計なので、寝室や一人暮らしの部屋にも、場所を選ばず置くことができます。
月額費用 | 本体レンタル費無料 |
サイズ | 290×363×1125mm |
水の種類 | 天然水 |
水の容量 | 冷水:1.5L 温水:1.5L |
水の料金 | 1,140円〜/1パック(7.2ℓ) |
電気代(省エネ時) | 約330円/月~ |
設置工事 | 不要 |
まとめ
今回はウォーターサーバーが熱くなってしまう原因とその対処法をお伝えしました。
ウォーターサーバーの熱問題はコンプレッサーや冷却ファンの発熱が主な原因です。頻繁な使用で過熱しやすくなり、特に狭い部屋では室温上昇の影響が大きくなります。
対策として通気性の良い場所に設置し、直射日光を避けることが重要です。エコモードを活用し冷却ファンの定期的な掃除を行うことで発熱を抑えられます。またサーキュレーターや遮熱カーテンを使うと、効率的に熱を分散できます。
さらに必要以上に冷水・温水機能を使わず、夏場は一時的に電源をオフにするなど、適切な管理を行うことで快適な環境を維持できます。
ぜひ今回の記事を参考にしてウォーターサーバーを快適に利用してくださいね!