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【2024年最新】ウォーターサーバーの選び方とポイントについて
ウォーターサーバー

日本でのウォーターサーバーの利用率と利用するメリット・デメリットを徹底解説!

毎日の生活に欠かせない水。でも蛇口から出る水の味や安全性に不安を感じたことはありませんか?そんな悩みを解決するのがウォーターサーバーです。
近年日本でも急速に普及が進んでいるこのサービス。美味しい水を手軽に飲めるだけでなく、災害時の備えにもなるとして注目を集めています。しかし導入にはコストや手間もかかります。

あなたの生活にウォーターサーバーは必要でしょうか?メリットとデメリット、選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。

ウォーターサーバーの普及状況とその発祥

ウォーターサーバーの歴史と発祥地

ウォーターサーバーの歴史は、意外にも100年以上前にさかのぼります。その発祥地は水不足に悩まされていたアメリカ南西部でした。1910年頃、ロッキー山脈が雨雲を遮り深刻な水不足に陥っていた地域で、安全な水を確保する必要性から生まれたのです。

当時のウォーターサーバーは「クーラーウォーター」と呼ばれ、現代のような多機能ではなく、安全な水を提供することが唯一の目的だったのです。その後1970年代にヨーロッパへと普及が始まり、「水質汚染への不安」や「安全な水へのニーズ」を背景に、世界中に広まっていきました。

日本でウォーターサーバーが一般家庭に普及し始めたのは比較的最近のことです。健康志向の高まりや、災害時の備えとしての認識が広まり、今では多くの家庭で見かけるようになりました。その進化の歴史は人々の「安全で美味しい水」への飽くなき追求の証とも言えるでしょう。

国内外の普及率とその背景

日本のウォーターサーバー市場は、急速な成長を遂げています。2010年には198万台だった設置台数が、2021年には460万台と、10年間で2倍以上に拡大しました。しかしアメリカの約50%、韓国の約60%と比べると、まだまだ低い水準にあります。

ではなぜ日本での普及率が増加しているのでしょうか?その背景には利便性の向上や水道水への不安、健康志向の高まりがあります。例えばワンウェイボトルの登場で、重いボトルを持ち上げる必要がなくなりました。また東日本大震災以降、水の安全性への関心が高まり、ウォーターサーバーが注目されるようになったのです。

一方で日本の水道水の高品質さや、維持費の高さ、設置スペースの問題が、普及の妨げとなっている面もあります。地域によっても差があり、水道水の硬度が高い沖縄県では普及率が高く、美味しい水道水で知られる青森県では低い傾向にあります。

このように、ウォーターサーバーの普及には様々な要因が絡み合っています。

ウォーターサーバーのメリット

ウォーターサーバーのメリットは4つあります。

  • 美味しくて安全な水が飲める
  • ペットボトルのゴミが出ない
  • 災害時に備蓄水として利用できる
  • 24時間冷水・温水が飲める

以下で詳しく説明します。

美味しくて安全な水が飲める

ウォーターサーバーを利用すると、いつでも美味しくて安全な水を手軽に飲むことができます。水道水と違いウォーターサーバーの水は厳重な品質管理のもと、不純物を取り除く処理が施されているため、安心して飲むことができるのです。

またミネラル豊富な水を選べば、健康面でもメリットがあります。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、体の様々な機能を支える重要な栄養素です。

さらにウォーターサーバーは赤ちゃんのいる家庭でも重宝します。赤ちゃんは大人よりも免疫力が低いため、水の安全性が特に重要です。ウォーターサーバーの水なら安心してミルクを作ることができます。

温水機能を使えばお茶やコーヒーを手軽に入れられるのも魅力的です。忙しい朝でも、ボタン一つで温かい飲み物が用意できるのは、時間の節約になりますね。

ペットボトルのゴミが出ない

ウォーターサーバーを利用すると、ペットボトルのゴミが大幅に減少します。なぜならボトル型ウォーターサーバーには、使い捨てのワンウェイボトルと繰り返し使用するリターナブルボトルがあるからです。ワンウェイボトルは使用後に小さく潰せるため、ゴミの量が急増することはありません。リターナブルボトルは洗浄・殺菌して再利用するので、家庭から出るゴミはほぼゼロです。

浄水型ウォーターサーバーなら水の容器自体が不要なので、さらにエコです。

公共施設や大学でもゴミ削減を目的にウォーターサーバーの設置が進んでいます。マイボトルを持参する人が増えれば、プラスチックゴミの削減効果はさらに高まるでしょう。

環境に配慮しつつ便利に水を楽しめるウォーターサーバー。あなたの生活にも、エコな潤いをもたらしてくれるかもしれません。

災害時に備蓄水として利用できる

災害時、ウォーターサーバーは心強い味方となります。なぜなら常に一定量の水を確保できるからです。

ウォーターサーバーの水はローリングストック法に最適です。使った分だけ補充するので、常に新鮮な水を備蓄できます。また大容量ボトルを使用するため、ペットボトルと比べて省スペースで保管できるのも魅力です。
※ローリングストックとは、災害に備えて普段の生活で使う食料や日用品を多めに購入し、古いものから順に消費して買い足すことで、常に一定量の備蓄を保つ方法です。

さらに、多くのウォーターサーバーで使用されるRO水は、不純物が除去されているため長期保存が可能です。これは定期的な水の交換の手間を軽減してくれます。

災害時、水道が復旧しても水質が不安定な場合があります。そんな時もウォーターサーバーの浄化された水なら安心して使用できます。手洗いや調理にも活用でき、衛生面でも心強い存在となるでしょう。

停電時の使用を考慮するなら、レバー式やコック式のモデルがおすすめです。災害に備えるなら、ウォーターサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

24時間冷水・温水が飲める

ウォーターサーバーの魅力の一つは、24時間いつでも冷水・温水が利用できることです。真夏の暑い日に冷たい水を、寒い冬の朝に温かいお茶を、すぐに楽しめるのです。

冷水は710℃程度、温水は8090℃程度に設定されているのが一般的です。 この温度帯は、飲み物を美味しく楽しむのに最適とされています。

深夜の喉の渇きや、急な来客時にも即座に対応できるのは大きな利点です。また赤ちゃんのミルク作りにも重宝します。温水を少し冷ますだけで、適温のミルクが簡単に作れるのです。

料理好きの方にとっても、ウォーターサーバーは強い味方になります。温水はお茶やコーヒーを入れるのに便利で、冷水は夏のデザート作りに活躍します。さらに温水は食器の油汚れを落とすのにも効果的です。

ウォーターサーバーのデメリットと注意点

次にウォーターサーバーのデメリットと注意点を3つ挙げます。

  • 初期費用とランニングコストがかかる
  • 設置スペースと環境が必要
  • ボトル交換やメンテナンスの手間

初期費用とランニングコストがかかる

ウォーターサーバーを導入する際、初期費用とランニングコストを考慮することが重要です。初期費用は多くの場合無料か低額ですが、サーバーの種類や契約内容によって異なります。
ランニングコストの主な要素は、水の料金と電気代です。水の料金はボトルの種類やサイズ、使用量によって変動しますが、一般的に月額3,000円から5,000円程度です。電気代は、使用頻度や設定温度によりますが、月に500円から1,000円ほどと見積もられています。

これらのコストは、ペットボトルの水を購入し続ける場合と比較すると、長期的には経済的な選択肢となる可能性があります。例えば12リットルの水を飲む場合、ペットボトル購入よりもウォーターサーバーの方が年間で数千円から1万円ほど安くなることもあります。

しかし契約期間や解約料にも注意が必要です。長期契約で途中解約すると高額な違約金が発生する場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。

設置スペースと環境の必要性

ウォーターサーバーを設置する際は、適切なスペースと環境の確保が重要です。まるで新しい家族を迎えるように、サーバーにも快適な「住まい」が必要なのです。一般的に幅40cm、奥行き50cm程度のスペースが必要となり、さらに放熱のために周囲に1015cmの余裕を設けることが推奨されます。

設置場所は安定した水平な場所で、風通しが良く涼しい環境が理想的です。直射日光の当たる場所や、冷暖房器具の近くは避けましょう。これらの条件を満たさないと、水質の劣化や機器トラブルの原因となる可能性があります。

また生活動線上への設置は事故のリスクがあるため避けるべきです。例えば忙しい朝の準備時間に、廊下に置かれたサーバーにぶつかってしまうようなことは避けたいものです。

設置環境の選択は、ウォーターサーバーの性能を最大限に引き出し、長く快適に使用するための重要なポイントです。

ボトル交換やメンテナンスの手間

ウォーターサーバーの利便性は魅力的ですが、ボトル交換やメンテナンスの手間も考慮する必要があります。トル式サーバーでは1224リットルのボトルを定期的に交換する必要があり、これは重労働になることも。 一方水道直結型なら水の補充は不要ですが、フィルター交換は必須です。

メンテナンスについては、定期的な清掃が欠かせません。特にウォーターサーバーの水受け皿や蛇口周りは細菌が繁殖しやすいため、週1回程度の清掃が推奨されています。 また年に12回の業者によるメンテナンスも必要で、これには追加費用がかかることもあります。

しかし最近では自動洗浄機能付きのモデルも登場し、メンテナンスの手間を大幅に軽減できるようになりました。

これらの手間やコストは、美味しい水を24時間利用できる便利さと天秤にかけて判断する必要があります。次はウォーターサーバーを選ぶ際の基本ポイントについて見ていきましょう。

ウォーターサーバーの選び方

選び方の基本ポイント

ウォーターサーバーを選ぶ際は、まず自分のニーズを明確にすることが大切です。水の種類は天然水とRO水が主流です。天然水は自然のミネラルが豊富で、RO水は浄水処理された水です。ボトルタイプも重要なポイントで使い捨てのワンウェイボトルと繰り返し使用するリターナブルボトルがあります。
リターナブル方式は飲み終わったからのボトルをメーカーが回収して再利用する方法で、ワンウェイ方式は、飲み終わったらボトルをそのまま処分する方法です。

サーバーの機能面では、温度調節やチャイルドロック、省エネモードなどを確認しましょう。ランニングコストも見逃せません。水代、レンタル料、電気代などを総合的に比較することが賢明です。

配送方法も生活スタイルに合わせて選びます。定期配送や都度注文など、柔軟に対応できるサービスを探しましょう。さらに故障時のサポート体制も重要です。24時間対応や迅速な交換サービスがあると安心です。

最後に契約条件をしっかり確認しましょう。最低注文ノルマや解約時の条件など、細かい点まで押さえておくことが大切です。これらのポイントを押さえれば、自分に最適なウォーターサーバーを見つけられるはずです。

選択ポイント 主な選択肢
水の種類 天然水 RO水
ボトルタイプ ワンウェイ式 リターナブル式
サーバー機能 温度調節、チャイルドロック、省エネモード
コスト 水代、レンタル料、電気代
配送方法 定期配送 都度注文
サポート体制 24時間対応 交換サービス
契約条件 最低注文ノルマ 解約条件

各種モデルの比較

ウォーターサーバー市場には多様なモデルが存在し、選択肢の豊富さに戸惑う方も多いでしょう。
今回は天然水でおすすめのウォーターサーバー、RO水でおすすめのウォーターサーバー、浄水型でおすすめのウォーターサーバーを2種類ずつ紹介します。

天然水でおすすめのウォーターサーバー

天然水タイプでは「コスモウォーター」「フレシャス」が人気です。
コスモウォーターはランニングコストの低さが魅力で、月額
4,104円からと経済的です。
フレシャスはデザイン性に優れ、グッドデザイン賞を受賞しています。

RO水でおすすめのウォーターサーバー

RO水タイプでは、「クリクラ」「アクアクララ」が注目を集めています。
クリクラは顧客満足度で
13年連続No.1を獲得し、信頼性が高いです。
アクアクララはモンドセレクション12年連続受賞の実績があり、品質の高さが特徴です。

浄水型でおすすめのウォーターサーバー

水道水浄水型も選択肢の一つです。
「エブリィフレシャス」クリクラ
feel freeなどが定額制を採用し、使用量を気にせず利用できます。これらのモデルは工事不要で、手軽に導入できるのが魅力です。

ユーザーの口コミと実際の使用例

ここからはユーザーのポジティブな口コミとネガティブな口コミ、さらに実際に使用例をお伝えします。

ユーザーのポジティブな口コミ

ウォーターサーバーを利用している方々からは、多くのポジティブな声が寄せられています。

特に好評なのがデザイン性と使いやすさです。部屋の雰囲気に合わせやすい豊富なカラーバリエーションや、ロング・ショートタイプの選択肢が人気を集めています。
また
軽量なウォーターパックの採用により、女性でも楽に水の交換ができるという声も多く聞かれます。まるで冷蔵庫の中身を入れ替えるような感覚で、重たいボトルを持ち上げる必要がないのです。

機能面ではUV-LEDによる衛生管理や、お子様の安全を考慮したチャイルドロック機能が高く評価されています。さらにエコモード搭載で電気代の節約ができる点や、サーバーレンタル料が無料な点も、経済的なメリットとして挙げられています。
水の味についても「柔らかくほんのり甘み」があると好評です。

これらの口コミからウォーターサーバーが日々の生活に快適さと安心をもたらしていることがうかがえます。

ユーザーのネガティブな口コミ

ウォーターサーバーの利用者からは、いくつかのネガティブな意見も聞かれます。

最も多い不満は「料金の高さ」です。水代に加え電気代やサーバーレンタル料が発生するため、家計の負担になると感じる人が少なくありません。

次に挙げられるのが「設置スペースの問題」です。ウォーターサーバー本体だけでなく、予備の水ボトルの保管場所も必要になるため、特に狭い住居では悩みの種となっています。

さらに「ボトル交換の手間」も課題として挙げられます。12リットル入りボトルは約12キログラムと重く、力仕事が苦手な方には負担が大きいようです。これは重い荷物を持ち上げるようなストレスを感じさせかねません。

これらの課題に対してはボトル下置きタイプのサーバーを選んだり、浄水型ウォーターサーバーを検討したりするなどの対策が考えられます。

家庭内での活用例

ウォーターサーバーは飲料水としての基本的な用途以外にも、家庭内で多彩な活用法があります。

例えば料理の際にはご飯を炊く、だしを取る、スープを作るなど様々な場面で利用できます。不純物が少ないため素材本来の味を引き出し、より美味しく仕上がると評判です。

美容面でも洗顔時にウォーターサーバーの水を使うことで肌への負担を軽減できます。まるでエステサロンでの贅沢なケアを自宅で楽しめるようです。さらに白湯を作って飲むことで体を温め、代謝アップや便秘解消などの効果も期待できます。

ペットの世話にも活用できます。ドライフードをふやかしたり、散歩中の水分補給にも便利です。またウォーターサーバーの水で作った氷は、雑味がなく美味しいと好評です。

このようにウォーターサーバーは飲料水としてだけでなく、生活の様々な場面で活躍します。

その他の浄水システムとの比較

次に浄水ポットと浄水器との違いを見ていきましょう。

浄水ポットとの比較

ウォーターサーバーと浄水ポットはどちらも安全な水を提供しますが、その特徴は大きく異なります。

ウォーターサーバーは天然水や精製水を大容量で提供し、冷水と温水を即座に利用できる便利さが魅力です。一方浄水ポットは水道水を浄化し、手軽に使える点が特徴です。
コスト面では、ウォーターサーバーは初期費用とランニングコストがかかりますが、浄水ポットは比較的安価です。

しかしウォーターサーバーは水の品質が安定しており、大量の水を使う家庭には適しています。浄水ポットは小規模な使用に向いていますが、フィルター交換の手間があります。選択の際は家族の人数や使用量、設置スペース、予算を考慮することが大切です。

例えば4人家族で毎日料理をする家庭なら、ウォーターサーバーが便利かもしれません。一人暮らしなら浄水ポットで十分かもしれません。自分のライフスタイルに合わせて、最適な選択をしましょう。

ウォーターサーバー 浄水ポット
水の種類 天然水・精製水 浄化した水道水
容量 大容量 小容量
温度 冷水・温水対応 常温のみ
コスト 初期費用・ランニングコストあり 比較的安価
メンテナンス ボトル交換 フィルター交換

浄水器との比較

ウォーターサーバーと浄水器はどちらも安全な水を提供する点で共通していますが、その特徴や使用方法には大きな違いがあります。

ウォーターサーバーは、天然水や精製水を大容量で提供し、冷水と温水を即座に利用できる便利さが魅力です。一方浄水器は水道水を浄化するため、設置工事が必要な場合があります。

コスト面ではウォーターサーバーは定期的な水の配達費用がかかりますが、浄水器は初期費用が高くなる傾向があります。ランニングコストは浄水器のフィルター交換費用と、ウォーターサーバーの水代を比較する必要があります。

水質面ではウォーターサーバーは安定した品質の水を提供しますが、浄水器は水道水の質に依存します選択の際は家族の人数や使用量、設置スペース、予算を考慮することが大切です。例えば水をたくさん使う大家族なら、ウォーターサーバーが便利かもしれません。一方水道水の質が良い地域に住む人なら、浄水器で十分かもしれません。

ウォーターサーバー 浄水ポット
水の種類 天然水・精製水 浄化した水道水
温度 冷水・温水対応 水道水温度
初期費用 比較的低い 比較的高い
ランニングコスト 水道代・電気代 フィルター交換費
メンテナンス ボトル交換 フィルター交換

まとめ

今回はウォーターサーバーの普及率とメリット・デメリットを紹介しました。

日本ではウォーターサーバーの普及率は高まってるとは言えども、まだ家庭に置くか置かないか悩んでいる方も多くいると思います。
ウォーターサーバーを家庭に置くことによって得られるメリットは多く、逆にデメリットとしては月々のコストとおける場所の問題のみとなっています。

もしコスパよくウォーターサーバーを利用したいのであれば浄水型で13年連続満足度No.1の「クリクラ frrl free」がおすすめです。
また天然水で毎月安く利用したい!というのであれば「コスモウォーター」がおすすめとなっています。

家に1台置くことで多くのメリットが得られるので、迷っている人はぜひ設置してその利便性を確かめてみてください!