大切な家族であるペットには毎日安心して飲める安全なお水を用意してあげたいですよね。
近年は人間だけでなく“ペットの健康管理”の一環としてウォーターサーバーを利用する家庭も増えています。しかし「ウォーターサーバーの水はペットに与えても大丈夫?」「どの水を選べばいいの?」と不安に思う方も多いはずです。
本記事ではペットに適した水の基準や与えていい水・避けた方がいい水の違い、水槽の生き物に使えるかどうか、さらに注意点や選び方までわかりやすく解説します。
後半ではペットに安心して使えるおすすめのウォーターサーバーもご紹介!
犬や猫はもちろん、ウサギ・ハムスター・爬虫類など幅広いペットに役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ウォーターサーバーの水はペットにあげても大丈夫?
結論から言うと基本的にウォーターサーバーの「純水(RO水)」や「軟水」はペット、特にワンちゃんやネコちゃんに与えて全く問題ありません。
むしろ水道水の塩素(カルキ)や不純物がないため、新鮮で安心できる水と言えます!
ただし注意点が一つあります。一部の「硬水」やミネラル成分を極端に強化した水はマグネシウムやカルシウムが豊富すぎるため、特に腎臓や泌尿器系のトラブルを抱えやすいネコちゃんやウサギには負担になる可能性があります。
ペットの健康管理の基本は水分補給。不安な場合は「ミネラル成分が少ない軟水」を選び、持病がある場合は必ずかかりつけの獣医師に相談してから与えるようにしてくださいね!
ペットの水に気をつけるべき理由
ペットの水に気をつけるべき理由は、大切な家族であるペットの“健康を守るため”に直結しているからです。人間と比べてペットの体は小さく、水質の変化や雑菌の影響を受けやすいことが大きなポイントです。たとえば汚れた水や長時間放置された水を飲むと、下痢や嘔吐などの胃腸トラブルを引き起こしたり、寄生虫・細菌が繁殖して感染症を招いたりするリスクが高まります。
また猫は特に「水をあまり飲まない」傾向があるため、水が少しでもニオイっぽかったり不味いと感じると、さらに飲水量が減り、泌尿器系の病気につながることもあります。犬も運動量が多いため、こまめにきれいな水を補給できないと熱中症や脱水症状の危険が。
だからこそ、ペットには“いつでも安全で新鮮な水”を用意してあげることがとても重要なのです。毎日の飲み水は、私たちが想像するよりずっとペットの健康を左右します。
ペットに適した水とは?
ペットに適した水は「安全性」「飲みやすさ」「ミネラルバランス」が整っていることがポイントです。
難しい専門知識は不要で、基本を押さえるだけで安心して選ぶことができます。
- ミネラル量が多すぎない“軟水”
- 常温で飲める水
- 味やにおいにクセがない水
- 新鮮で清潔である水
- 塩素(カルキ)が除去されていること
ミネラル量が多すぎない“軟水”
ペットに与える水はミネラル成分が過剰に含まれていない「軟水」を選ぶことが非常に大切です。
特にネコやウサギ、小型犬などは体質的に尿中のミネラル濃度が高くなりやすく、カルシウムやマグネシウムを多く含む硬水を日常的に摂取すると尿路結石や腎臓に負担をかけるリスクが高まります。
日本の水道水はほとんどが軟水なので安心ですが、ミネラルウォーターを選ぶ際は成分表示をチェックし、RO水(純水)のようにミネラルをほとんど含まない水や超軟水を選ぶようにしましょう。
常温で飲める水
ペットに与える水は基本的に常温が理想的です。
冷たすぎる水は胃腸に負担をかけ下痢を引き起こすことがありますし、逆に温かすぎる水は風味が変わってしまい、飲みづらく感じる子もいます。常温であれば体温への負担が少なく、自然に飲みやすい状態を保てます。
また冷蔵庫で冷やした水は結露や温度差によって雑菌が繁殖しやすくなるため、衛生面でもあまり向いていません。
季節に関係なく汲みたてをそのまま与えることでペットの体調を安定させ、水分補給をスムーズに促すことができます。
味やにおいにクセがない水
ペットは人間よりも嗅覚が敏感で、少しのにおいや味の変化にも敏感に反応します。
そのため味やにおいにクセがない、シンプルで飲みやすい水が最適です。ミネラルの多い硬水や独特の風味が強いミネラルウォーターは嫌がる子も多く、結果として水分不足を招いてしまうこともあります。
クセのない水は飲み慣れやすく、毎日安定して水を摂るのに役立ちます。
特にシニア期や病中病後のペットは嗜好性が落ちやすいので風味が控えめな水を選ぶことで飲水量をキープしやすくなり、体調管理にもつながります。
新鮮で清潔である水
ペットにとって飲み水の“鮮度”は非常に重要です。
時間が経った水はほこりや毛が入りやすく、気温によっては雑菌が増えやすくなります。特に夏場は数時間放置しただけでも細菌が繁殖することがあるため、こまめな交換が欠かせません。
また水皿の内側にはバイオフィルムと呼ばれるぬめりがつきやすく、これも細菌の温床になります。清潔な水を保つためには1日に数回入れ替えることと、容器をしっかり洗うことが大切です。
新鮮で清潔な水を常にキープすることでペットの健康はもちろん、飲水量アップにもつながります。
塩素(カルキ)が除去されていること
水道水の塩素(カルキ)は殺菌作用があるため人間の飲用には安全ですが、前述の通りペットがそのにおいを嫌がって飲水量が減る原因になります。
さらに魚や両生類など皮膚やエラで水中の物質を取り込む動物には、塩素は刺激が強く有害です。
そのためペットに与える水は浄水器を通すか、数時間汲み置きして塩素を抜くことが推奨されます。塩素を取り除くことで水の味がクリアになり、ペットが喜んで水を飲んでくれるようになります。
水に気を付けた方が良いペットは?
- 猫(特に泌尿器系が弱い傾向のある猫)
- 小型犬・シニア犬
- うさぎ
- ハムスター・フェレット・チンチラなどの小動物
- 鳥(インコ・文鳥など)
- 爬虫類(リクガメ・トカゲなど)
猫(特に泌尿器系が弱い傾向のある猫)
猫はもともと砂漠出身の動物で水をあまり飲まない習性があります。
そのため尿が濃くなりやすく、尿路結石や腎臓病などの泌尿器系トラブルを起こしやすい体質です。ミネラルの多い硬水を飲むと結石のリスクがさらに上がる可能性があります。
〈与え方のポイント〉
- 軟水で味やにおいの少ない水を選ぶ
- 常温の水を複数の場所に置いて飲みやすくする
- ウォーターファウンテン(循環式給水器)を使うと飲水量UP
- ドライフードだけでなくウェットフードを与える
小型犬・シニア犬
小型犬は泌尿器の構造上結石ができやすい傾向があり、シニア犬は腎臓の機能が低下し、喉の渇きを感じにくくなるため脱水や腎機能悪化のリスクが高まります。
〈与え方のポイント〉
- 常温の新鮮な水をこまめに交換する
- 軟水を中心に選ぶ(特にシニアは硬水NG)
- 飲みづらい場合はスープ状フードで水分補給をサポート
- 器の高さを調節して楽な姿勢で飲めるようにする
うさぎ
食事から過剰なカルシウムを吸収し、それを尿中に排出する特性があるため水分摂取量が少ないと尿が濃縮され、尿路結石やスラッジ(砂状の結石)ができやすくなります。
〈与え方のポイント〉
- 軟水でにおいの少ない水を選ぶ
- ボトルタイプの給水器は詰まりやすいので毎日チェック
- 給水ボトルと給水皿の両方を設置
- 水は毎日交換し、ケージ内を清潔に保つ
ハムスター・フェレット・チンチラなどの小動物
体がとても小さいため、わずかな雑菌や不純物でも体調を崩すリスクがあります。
水が古くなるとすぐ細菌が増えやすく、内臓への負担も大きくなります。また小動物は熱中症や脱水になりやすく、体調の急変が起きやすいです。
〈与え方のポイント〉
- ボトル式給水器を毎日洗浄し、ノズル詰まりも点検
- 清潔で新鮮な水を常にキープする
- 夏場は水温が上がらない涼しい場所に設置
鳥(インコ・文鳥など)
鳥は代謝が高く、わずかな水質変化でも体調に影響が出ることがあります。水入れにエサのかけらやフンが混ざりやすく、雑菌が繁殖しやすいのも特徴。
また多くの鳥は羽を清潔に保つための水浴びが必要で、水浴び用の水が不潔だと皮膚病や感染症の原因となります。
〈与え方のポイント〉
- 飲料水と水浴び用の水をちゃんと分ける
- 水入れを毎日しっかり洗浄する
- 毎日数回、水を交換して常に清潔を保つ
- 暑い季節は特に鮮度管理を徹底する
爬虫類(リクガメ・トカゲなど)
爬虫類や両生類は飲み水だけでなく、湿度管理・入浴・体温調整にも水を使います。
水中の塩素や不純物に敏感で水質が悪いと皮膚病や口内炎が発生しやすく、塩素や汚れた水は健康に影響しやすい傾向があります。
〈与え方のポイント〉
- 必ず塩素(カルキ)を抜いた水を与える
- 水皿・水入れは毎日洗って清潔に保つ
- 清潔で適温(種によって異なる)のものを使う
魚・カメなど水槽の水にウォーターサーバーは使って大丈夫?
結論として、ウォーターサーバーの水は基本的にそのまま水槽には使わないほうが安心です。
たとえば天然水は雑菌を抑える塩素が含まれていないため理論上は使用できますが、ミネラル(カルシウム・マグネシウム)が多すぎることがあります。
魚やカメなどは種類ごとに適した水質が異なるため、ミネラルバランスが合わないと体調不良やストレスの原因になります。また天然水のように清潔すぎる水は、水槽に必要な有益なバクテリアが育ちにくい環境にもなります。
RO水(純水)は不純物をほぼ完全に除去しているため安心に見えますが、魚に必要なミネラルまで取り除かれていることが多く、そのままではミネラル不足になる場合があります。さらにミネラルが極端に少ない水はpHが変動しやすく水質が安定しにくいため、調整剤での補正が必要になることもあります。
浄水型ウォーターサーバーも水道水をフィルターでろ過する過程で塩素がほぼ除去されるため、雑菌が増えやすい・バクテリアバランスに影響が出やすいなどのリスクがあります。
そのため水槽に使う水は「水道水をカルキ抜きして使う」のが最も安全で経済的です。
どうしてもウォーターサーバーの水を使う場合は、ミネラルをほとんど含まない「RO水」であることを確認し、さらにpHが飼育する生き物に合っているかを必ずチェックしてから使用しましょう。
そもそもカルキとは
カルキとは、水道水を消毒するために使われる「残留塩素(ざんりゅうえんそ)」のことを指します。
水道水は浄水場から家庭へ届くまで長い距離を移動するため、その間に雑菌が繁殖しないよう一定量の塩素が加えられています。細菌やウイルスを抑えるための安全対策として日本では法律で塩素の使用が義務づけられており、海外に比べて塩素濃度が高めなのも特徴です。
安全性を保つために欠かせない成分ではあるものの、残留塩素にはプールのようなツンとしたにおいや味があり、水をおいしく感じにくくさせる原因にもなります。
特に嗅覚が鋭いペットや水質に敏感な魚・亀などの飼育水では、このカルキをしっかり取り除いてから使用する必要があります。
ウォーターサーバーの水をペットに上げるメリット
ウォーターサーバーの水をペットに与えるメリットを4つご紹介します。
- いつでも新鮮で安全な水をあげることができる
- 災害時の備蓄水として役立つ
- ペットボトルを買う手間が省ける
- 残留塩素が少ない
いつでも新鮮で安全な水をあげることができる
ウォーターサーバーを使う最大のメリットはいつでも新鮮で清潔な水をペットに与えられることです。
水道水は時間が経つと雑菌やにおいが気になることがありますが、ウォーターサーバーの水は衛生管理が徹底されており細菌や不純物の心配がほとんどありません。さらに軟水の天然水やRO水を選べばミネラル量が適度でペットの体にも優しい環境を作れます。
常温で給水できるサーバーなら冷たすぎずお腹にも優しく、ペットが自然に水を飲みやすい状態を常に保てます。
災害時の備蓄水として役立つ
ウォーターサーバーのボトルは日常的に消費しながら一定量が家にストックされている状態、つまりローリングストックとして機能します。
これは地震や台風などの災害で水道が止まってしまった際にペットの命を守るための大切な備蓄水となるという大きなメリットがあります。人間用の備蓄とは別にペットの生活にも清潔で安全な水が必須です。
定期的に配送されるウォーターサーバーの水があれば、意識的に買い足さなくても常に新鮮な備蓄が確保でき、緊急時にも慌てることなく対応できます。
ペットボトルを買う手間が省ける
ペットのためにミネラルウォーターをスーパーなどで購入している場合、重いペットボトルを運ぶ肉体的な負担や買い忘れの心配から解放されます。
ウォーターサーバーは定期的に自宅までボトルを配送してくれるため、重い水を運ぶ手間が一切かかりません。浄水型ならその手間も不要。さらに大量の空のペットボトルゴミが出なくなるため、ゴミの分別や廃棄の手間も軽減されます。
日々の水の手配が楽になることでペットの世話にかける時間を増やせるというメリットもあります。
残留塩素が少ない
水道水には消毒のために塩素(カルキ)が含まれており、多くのペットはこのにおいや味を嫌がって飲水量が減ってしまうことがあります。
ウォーターサーバーの天然水は水源の自然な状態でボトリングされ、またRO水は徹底的にろ過されているため、水道水に比べて残留塩素が極めて少ないのが特徴です。浄水型のサーバーももちろんフィルターで濾過されるので不純物や残留塩素はほぼゼロ。
味やにおいのクセがないクリアな水は特に嗅覚の鋭い猫や犬が好んで飲む傾向があり、水分摂取を促しやすくなります。
ウォーターサーバーの水をペットに上げる際の注意点
ウォーターサーバーの水をペットに与える際の注意点について5つご紹介します。
- ウォーターサーバーの設置場所やコード・スイッチに気をつける
- 水の交換はこまめにする
- サーバー本体を清潔に保つ必要がある
- 常温の状態で上げるようにする
- ミネラル成分が高い硬水はNG(特に猫)
ウォーターサーバーの設置場所やコード・スイッチに気をつける
ウォーターサーバーはペットにとって好奇心の対象となりやすい家電です。
特にコードやホースを噛んで感電したり、本体に体当たりして転倒させ熱湯で火傷を負ったりする危険があります。
そのためサーバーは安定した平坦な場所に設置し、転倒防止策を講じましょう。コード類はカバーで保護したり、ペットの手の届かないよう隠したりすることが重要です。またチャイルドロック機能があっても念のため温水スイッチの操作ができないよう、ペットが触れられない位置に設置しましょう。
水の交換はこまめにする
ウォーターサーバーの水は安全ですが、ペットに与える水入れの水はすぐに汚れてしまいます。
ペットが飲む際に唾液や食べかすが混入したり空気中のホコリが入ったりすることで、雑菌が繁殖しやすくなります。新鮮な水を飲ませることで飲水量を増やし、健康維持に繋がるため水入れの水は朝晩など最低でも1日2回以上は交換しましょう。常に新鮮な状態を保つことが、細菌感染を防ぐ最も簡単な予防策です。
サーバー本体を清潔に保つ必要がある
ウォーターサーバーは内部は衛生管理されていますが、本体の蛇口や受け皿は日常的に汚れがたまりやすい部分です。
ペットの毛やホコリがつきやすい環境では雑菌繁殖の原因にもなります。
定期的に受け皿を洗い、蛇口部分を拭き取ることで衛生状態を保てます。またメーカー推奨のメンテナンスを行うことで、より安心して利用できます。本体を清潔にしておくことでペットにあげる水の品質を良いまま保つことができます。
常温の状態で上げるようにする
ウォーターサーバーは冷水と温水が出ますが、ペットに与えるのは常温の水が基本です。
冷たすぎる水は胃腸に負担がかかることがあり、体調を崩す原因になる場合があります。温水はもちろん火傷の危険があるため絶対NGです。冷水を使う場合でもしばらく置いて常温に戻してから与えましょう。
人間の感覚よりもペットの体は敏感なので、適温の水を与えることで毎日安心して水分補給ができます。
ミネラル成分が高い硬水はNG(特に猫)
ウォーターサーバーの水のタイプを確認し、ミネラル成分が過剰に含まれる硬水は避けるようにしましょう。
特に猫やウサギは体質的に尿路結石や腎臓病のリスクが高く、マグネシウムやカルシウムが多い硬水を日常的に摂取すると結石の生成を促進してしまう可能性があります。
そのためウォーターサーバーの水を選ぶ際はミネラルをほとんど含まない「RO水(純水)」、もしくは成分表示を確認して低ミネラルの「軟水」であることを確認し、不安があればかかりつけの獣医師に相談しましょう。
ペットにおすすめのウォーターサーバーの選び方
ペットにおすすめのウォーターサーバーを選ぶ際の5つのポイントについて説明します。
- 必ず「軟水」を選ぶ
- 温水・冷水どちらにもロックがついていると良い
- 衛生管理がしやすいサーバーにする
- 料金についても考える
- ボトルタイプにも注意
必ず「軟水」を選ぶ
ペット、特に腎臓や泌尿器系に不安がある猫やウサギにはミネラル成分が少ない「軟水」を選ぶことが絶対条件です。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む硬水を日常的に摂取すると尿が濃くなり、尿路結石のリスクを高めてしまう可能性があるからです。ウォーターサーバーには天然水(ミネラルを含む)とRO水(ミネラルを極限まで除去した純水)がありますが、ペットの健康を最優先するならミネラル成分がほとんど入っていないRO水を選ぶか、成分表示を確認して硬度の低い超軟水を選びましょう。
温水・冷水どちらにもロックがついていると良い
ペットがいる家庭では温水・冷水ともに誤って給水されると危険が伴います。
特に温水はやけどのリスクがあるため、温水ロックは必須。 さらに冷水にもロックがついているタイプならペットがいたずらでボタンを押して冷水を出してしまう事故を防げます。
これにより安心してサーバーを使えるだけでなく、ペットの安全も確保できます。
衛生管理がしやすいサーバーにする
ウォーターサーバー本体の蛇口まわりや水受けトレイはペットの毛やホコリがつきやすく、雑菌の繁殖源になりがちです。
そのため分解しやすく洗いやすい設計のサーバーを選ぶことが大切。定期的にトレイを取り外して洗ったり、蛇口を拭いたりすることで衛生を保てます。
また内部のフィルター(浄水型なら)も適時交換が必要で、メンテナンスが簡単なタイプを選ぶと手間が少なく済みます。
料金についても考える
ウォーターサーバーは水代のほかにサーバーレンタル料や電気代、配送料といった様々な費用がかかります。
特にペットは人間の飲み水とは別に多くの水を消費するため、毎月の水の使用量が多くなりがちです。サーバーのタイプ(電気代が安いエコモード搭載かなど)や、水の定期購入ノルマなどを事前に確認し、トータルコストを比較検討しましょう。
ペットの健康維持に必須な出費ですが、無理なく続けられるよう料金体系がシンプルで明瞭なサーバーを選ぶことが大切です。
ボトルタイプにも注意
ウォーターサーバーのボトルにはガロンボトルのような硬いプラスチック製と、ビニールやPET製のパック・ボトル式があります。
パック・ボトル式は空になったら小さく捨てられるメリットがありますが、ペットの噛みつきや引っ掻きでパックに穴が開き、水漏れや水浸しになるリスクが高いです。
特に好奇心旺盛な犬や猫を飼っている場合はペットの力では簡単に破られない頑丈なボトルタイプを選ぶか、パック・ボトル式のサーバーをペットが絶対に触れられない高い場所や囲いの中に設置するなどの対策が必要です。
ペットにおすすめのウォーターサーバー
以下ではペットにおすすめなウォーターサーバーを5つご紹介します。
ウォータースタンド アイコン
ウォータースタンドは創業50年以上の実績があり、水道直結型ウォーターサーバーのレンタルサービスを提供する日本の企業です。
その中でも人気No.1!のアイコン。コンパクトな設計で音も静かなウォーターサーバーです。
タッチ操作で温水、常温水、冷水の3つの温度の水を抽出することができ、温水に関しては、使いたい温度をコーヒー、お茶、粉ミルクなど用途に応じて3段階から選べます。
また本体の状態や動作状況などを音声でサーバーが教えてくれるので、分かりやすくて安心です。
フィルターは2段階の高性能構造で、原水中の浮遊物質や粒子性の重金属、ウイルスやバクテリアなどの微生物をしっかりと除去します。さらに塩素やにおいの原因となる物質も取り除くため、飲み水だけでなく料理にも安心して使え、おいしさもアップします。
フィルターの交換は6ヶ月に1回が目安で、簡単に自分で取り替えることができる点も魅力です。
今なら!
初めての申し込みで最大3ヶ月利用料金が半額に!
通常レンタル料金4,400円が2,200円になります。
さらに契約期間の縛りなし!契約の縛りがないのはウォータースタンドのみとなっています。
※期間:2025年10月1日〜2026年1月18日まで
| サイズ | W180×D340×H385mm |
| 重量 | 7.6kg |
| レンタル代 | 2,200円 |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低契約期間 | 無し |
| 解約金 | ー |
| エコモード | 無し |
| 電気代 | 約518円/月 |
ウォータースタンド ピュアライフ
ピュアライフはウォータースタンドの中でも唯一の給水型ウォーターサーバーです。
タンクは大容量の4.5L。飲み物にも料理にもたっぷり使うことができ、タッチ操作なので温水、常温水、冷水の抽出もかんたんに可能です。
また水道直結型ではないのでコンセントに挿すだけで工事不要。幅26cmの省底面設計なので、ライフスタイルに合わせてキッチンやリビングなどインテリアの一部としてもなじみやすくなっています。
さらに1日最大14リットルまで浄水できる大容量の高性能フィルターを2本搭載。有害物質やにおいの原因となる物質をしっかり取り除き、いつでもおいしい水を手軽に楽しむことができます。
| サイズ | W260×D370×H1,204mm |
| 重量 | 22.7kg |
| レンタル代 | 3,300円/月 |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低契約期間 | 無し |
| 解約金 | ー |
| エコモード | 有り |
| 電気代 | 462円/月 |
クリクラ Fit
クリクラは株式会社ナックが全国展開するウォーターサーバーブランドで、安全性・使いやすさ・コストパフォーマンスに優れており家庭からオフィスまで幅広く支持されています。
提供される水は宇宙開発にも用いられるRO膜で不純物を徹底的に除去した後、バランスよくミネラルを加えた「ROミネラルウォーター」。56項目もの厳しい水質検査をクリアした高品質な水で、赤ちゃんからご年配の方まで安心して飲めるのが大きな特徴です。
中でも人気の「クリクラFit」は無駄を省いたスタイリッシュなデザインで、幅わずか245mmとコンパクト。冷水・温水に加えて再加熱機能を搭載しており、約30秒で90℃以上のお湯が利用可能です。忙しい朝や料理の時短にとても便利です。
また水受け皿は用途に合わせて3段階に引き出せる仕様になっており、小さなカップだけでなく鍋やフライパンも安定して置けるため、調理シーンでも大活躍します。
| サイズ | W245×D383×H987mm |
| 重量 | 約15kg |
| レンタル代 | 無料 |
| 初期費用 | 2,200円 ※再加熱機能つき:4,400円 |
| 水代 | 1,590円/本(12ℓ) |
| 最低契約期間 | 無し |
| 解約金 | ー |
| エコモード | 無し |
| 電気代 | 約1,000円/月 |
アクアクララ アクアスリム
アクアクララ日本国内で広く展開されているウォーターサーバー+で、衛生管理の行き届いたサーバー、そして多様なニーズに応えるプランが用意されています。
その中でもアクアスリムはスリムなボディー幅でキッチンや部屋のわずかなスペースを有効に活用することができます。
スリムながらにして水受け皿は奥行きを広く設定。万が一給水の際に、手元から水がこぼれても水受け皿がしっかりキャッチしてくれます。
水は「RO膜(逆浸透膜)」でろ過、ミネラル調整を行って作り上げたRO水を利用しています。
嬉しいポイントは注文ノルマがないところ。一人暮らしの方やあまり水を飲まない方でも水が余ってしまう…という心配なく使うことができます。
| サイズ | W275×D313×H966mm |
| 重量 | 16kg |
| レンタル代 | 無料 |
| 初期費用 | 無し |
| 水代 | 3,240円/2本(1本12ℓ) |
| 最低契約期間 | 通常プラン:1年 2年割プラン:2年 |
| 解約金 | 通常プラン:1年未満で9,900円 2年割プラン:2年未満で12,980円 |
| エコモード | 無し |
| 電気代 | 約1,000円/月 |
Locca litta
Loccaは業界シェアNo.1のPREMIUM WATERが運営する浄水型ウォーターサーバーブランドです。
その中でもlittaはコンパクトな卓上型ウォーターサーバーで、省スペース設計のため好きな場所に気軽に設置できるのが魅力です。
その見た目からは想像できないほど高性能な浄水カートリッジを搭載しており、水道水に含まれるミネラルはそのままに、残留塩素・トリハロメタン・サビ・濁りなど合計29種類の不純物をしっかり除去。より安心・安全な水を日常的に使えます。
カートリッジ交換は約8ヶ月に1回と手間が少ないのも嬉しいポイント。さらに給水タンクは取り外して丸洗いが可能、冷水タンク内にはUV LEDが内蔵されており定期的に照射して水を清潔に保ってくれるので、衛生面でも安心して使用できます。
| サイズ | W230×D347×H500mm |
| 重量 | 12.8kg |
| レンタル代 | 2,580円 |
| 初期費用 | 初回登録事務手数料:3,300円 |
| 最低契約期間 | 5年契約 |
| 解約金 | 3年未満:30,000円 3年以上4年未満:20,000円 4年以上5年未満:10,000円 |
| エコモード | 有り |
| 電気代 | 約587円/月 ※エコモード時:469円/月 |
まとめ
ペットにとって「毎日飲む水」は健康を支えるとても大切な要素です。
ウォーターサーバーは安全性が高く、いつでも新鮮で雑味のない水を与えられるため実はペットとの相性も抜群。特に軟水は犬や猫・小動物に負担が少なく、飲みやすい水質として多くの獣医師からも推奨されています。
ただしミネラル過多の硬水は避ける、冷水はそのまま与えない、水槽の生き物には種類によって向き不向きがあるなどいくつか注意点もあります。
適切な知識を持って選べばウォーターサーバーはペットの体調管理や水分補給をサポートしてくれる心強い味方になります。
この記事を参考にご家庭のペットにぴったりのウォーターサーバーを選び、毎日の健康づくりに役立てていただければ幸いです。
