2011年3月11日 14時46分。
8年前のこの日を境に、それまでの常識=物差しが変わり始めました。
クリーンで安全なエネルギーなどと言う謳い文句はデタラメであった。
国家は国民のことを守ってはくれない。
そして、自粛という名の萎縮の中、日本の北側半分が不安と脅威に包まれました。
関東に位置していたおかげで被災を免れた我々に出来ることはなんであろうか・・・。
当時のサプリメント in ウォーター MCMのめぐみの事業体であったエイチ・エス・アシスト株式会社に、サプリメントMCMの製造元である海洋化学研究会から依頼が舞い込んできたのは、そう模索していた最中でした。
その依頼とは、
「甲状腺に放射性ヨウ素が入り込むことで大量の子供達が甲状腺がんに羅かってしまったチェルノブイリ原発事故の再来を防ぐ。
「その為に、ヨウ素を多く含む天然真コンブ粉末とサプリメント MCM粉を半々に調合して東北へ届けたい。」
と言うものであり、旅行会社 株式会社エイチ・アイ・エスの資金協力を得て、20,000袋(230mgのカプセルを90粒入り)を無償配布することとなりました。
東北の子供達を放射能から守る。
その願いを込め、新サプリメントの名前は「こどもの未来」と名付けました。
常磐道の道路が崩れ、大きく迂回を余儀なくされながら何時間もかけて辿り着いた南相馬市役所や、郡山市の被災者の避難施設などを廻って、「こどもの未来」の配布の依頼を行いましたが、行政に働きかけても無駄であることを知るだけで、徒労に終わってしまいました。
結局、自分たちで配るしかないのだと痛感した我々は、現地のエイチ・アイ・エス社員の協力を得ながら各種イベントで手配りをしたり、関東へ避難してきた福島の子供達向けの支援イベントを協賛したり、福島県、岩手県などの新聞社を巡り、新聞記事にしていただいて、無償配布のことを多くに方々に知っていただけるよう努め、その甲斐もあって東北の方々から多くのお問い合わせを頂戴することが出来ました。
当初はエイチ・アイ・エスの東北の店舗でのみ配布をすることとなっていましたが、あまりにも希望者の数が多く、また、店舗まで行けない方々も多分にいらしゃることを知り、身につまされた我々は郵送でも送付することにしたのでした。
数ヶ月後、20,000袋の配布は終了。
ほんの僅かな方々であっても、少しでも健康被害の不安が紛れたのであれば幸いと思ったものでした。
その後、東日本大震災の復興に関与出来得ることにはなかなか出会えずにいた我々でしたが、継続した復興支援活動を行いたい、毎年東北を訪れるイベントを始めたい、と言う趣旨の「TOMOSU RUN(トモスラン)」マラニック大会の初年度開催を行うので協力して欲しいと、主催者から依頼を受ける機会が有り、なんと開催2週間前と言うムチャ振り状態ではありましたが、一も二もなくOKをし、MCMのめぐみの提供を行ったのでした。
この2012年11月に開催されたTOMOSU RUN 第1章への参加が、その後様々な展開を生んだサプリメント in ウォーター MCMのめぐみのスポーツ応援活動の始まりでありました。
そして、TOMOSU RUNには、その最終章となった2017年11月まで、毎回の付き合いとなったのでした。
・・・・
東日本大震災は未だに終わっていない。
それは天災よりも人災によってでありましょう。
東日本大震災の直後、日本は真剣な態度を取り戻しましたが、時間の経過と共に震災前と同様に ”ゆるーい” 世の中へ戻ってしまっていると感じています。
それを否定するものではありませんが、有事の際には自分の身は自分で守るしかないのだと言うことは忘れるべきでは有りません。
国家は国民のことなど守る気は無いのです。
我々はセルフケアの時代に生きていることを考える日が、今日と言う日なのではないでしょうか。
正しいことは何なのか、真実は何?
情報が渦巻く現代に於いて、その取捨選択は他人に委ねる訳にはいきません。
自らの尺度の精度を上げてゆくことこそが肝要なのです。