「健やかに楽しく。すべての人が、毎日を最良の一日として過ごせる為の助力となる」
これを経営理念の一つ目と定めてMCMのめぐみを興したのが2016年6月のことでした。
ただいま9年目を迎えております。
サプリメント in ウォーターMCMのめぐみの事業そのものは、前職の会社で始めてから14年目になっています。
前職で「事業をやめる」という決定がなされ、
「お飲みいただいているお客様にご迷惑をおかけするわけにもいかない・・」、
「こんなユニークな商品を無くすのも忍びない」
「これは自ら責任をとるしかしょうがないぞ!」と、
マンションを売り払って事業を買い取って独立しました。
この間に、送料の値上げによる価格改定(申し訳ありません)、コロナ禍による影響などを経てもなお、現在に至るまでおつき合いいただいているお客様の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
「勇気と信念。すべては心の置きどころ。常に強く積極的な思考で臨み、より善き生き方と社会作りに邁進する」
2つ目の経営理念です。
私の子供のころの夢は漫画家かアウトローでした。
そんな私が、今は事業家として生きていますが、いつのころからか、
「私は目の前のことから逃げずにいたらこうなっていました」というような生き方をしてきました。
しかし前職で、MCMのめぐみの事業に失敗したために、敗軍の将として周囲からの非常なプレッシャーにさらされ続けたとき、私はそんな気概だけではしのげなくなりかけました。
勝って官軍となることを目指し、出来うる限りのことをしてきたつもりでしたが、ちょっとばかり極端に振り切ってしまう私は、ブレーキをかけ損ねて、引くタイミングを誤ってしまってすっかりズタボロ。負けて賊軍となったのです。
追い詰められた私の力となってくれたのは、ある先輩の経営者にすすめられて手にした、哲学者 中村天風の書籍でした。
「前向きに生きる」
よく耳にするこの言葉。なんとなくは理解できるものの、
「なぜそうしなくてはならないのか?」、
「後ろ向きになって何が悪いというのか?」、
そのあたりが釈然としないと感じていたのですが、私は天風氏の本を読んでそのロジックが理解できたのです。
「常に積極的な心で、信念を煥発せよ」
中村天風の強い言葉の数々によって、(多少時間はかかりましたが)
「到来してもいない将来に対して不安を覚えることは無駄なことである」と思える様になっていきました。
そんな私は人生における目標を、
「信念を持って前向きに生きる」
と定めました。
前向きな精神を持つことが有用なことを理解した私は、なんとかかんとか精一杯にふるいたつことに取り組めてきたのでありました。
途方に暮れ、もうダメかと思うことも幾度かありました。
しかし諦めることはせず、そしてどうにかこうにか、何故だか、不思議なことに、こうやって生き延びてこられました。
今となっては「一体どうやって凌いだのか」の詳細を思い出すこともできませんが、多くの方々のご協力があってのこそだったのだけは確かです。
もちろん、変わらぬご愛顧をたまわり続けてくださったお客様があってのこそなのは、言うまでもありません。
私は、MCMのめぐみを継続して供給し続けることは既に「使命」ととらえております。
そして、MCMのめぐみの事業は、私にとっては、やっと見つけた『やりたいこと』になりました。
私は、「夢」というまでのことでもなく、具体的な目標を特に持ち合わせてきませんでしたが、今では「意識せずに美味しく飲むだけで、いつの間にか健康に」 という、これまでには無かった新しいカテゴリーの創造と確立を目指しているのです。
孔子によれば、
「子(し)曰く、
吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(した)がう。
七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず」
と言います。
私の場合は、四十にして惑いまくりでしたが、なるほど、五十にして天命を知ったことになります。
最後の3つ目の経営理念は、
「感謝と歓喜。笑顔と信頼に満ちた明るい世界の実現に寄与する」
です。
お客様方に感謝しつつ、これからも美味しさと健康をお届けすると言うサービスのご提供をきっちりと努めさせていただきたいと考えております。
「人はたえず学び続け、たくましく変化していかねばならない」
そのためにも、健康であり続け、そして素直な心をもって生きていきたいものです。
どうかこれからも引き続きよろしくお願い申し上げます。
MCMのめぐみ株式会社
代表取締役 浅野 智