粗末な食事ではない、「粗食」で健康の基本を

《粗食とは》
健康を考えた食事を心がけている人のなかには、粗食生活を取り入れている人もいるでしょう。
しかし、粗食と言う言葉を知っていても、どのような食事なのかを知らない人も少なくありません。
中には粗末な食事をイメージしている人もいるのではないでしょうか。

粗食とは粗末な食事というわけではありません。
肉を摂らずに穀類と野菜を主にした食生活のことを言います。
ご飯や玄米、みそ汁、煮物や炒め物、魚に漬物の一汁一菜のような精進料理をイメージすると分かりやすいでしょう。
粗食では魚から動物性たんぱく質を摂ります。
なぜ、粗食が健康の基本になるのかを知っておきましょう。


《粗食のメリット》
今の時代は食材も豊富に揃い、好きなものを食べられますが、食欲を満たすだけの食事になってしまう人も多いです。
健康のためには体のことを考えた食事が大切になります。
その中で粗食は、美味しく手軽にできる健康を考えた食事なのです。
栄養が足りず、体が弱くなってしまうと思うかもしれませんが、体にとっては使いきれない大量の栄養を摂り入れるほうが負担は大きいのです。
健康のために体に良い粗食のルールがあります。


《粗食のルール》
粗食が健康に良いと言っても、急に食生活を変えることはストレスを感じる人もいるでしょう。
粗食を始めるには、まずシンプルな食生活を心がけましょう。
スローフードと呼ばれる、その季節の旬の野菜や果物を取り入れたり、生産者が見える食材を選ぶようにしたりします。
また、穀物はパンや麺類よりもお米を選ぶようにしましょう。
お米は腹持ちが良く、満腹感を得られるため、少量の粗食でも満足ができます。
白米に雑穀米を混ぜて食べるのも、おすすめです。
最近では雑穀米もスーパーで手軽に手に入れることができますが、白米だけと比べて食物繊維やミネラルを多く含んでいるのが特徴になります。
粗食では動物たんぱく質は魚から摂りますが、植物性たんぱく質は豆腐や大豆から摂るようにしましょう。
たんぱく質は健康な体をつくる上で、大切な栄養素の一つになりますが、体内では作れないため、食事から十分な量を摂取することが重要になります。
健康のために粗食を心がけても、ストイックにこだわりすぎるのも考えものです。
粗食の基本をおさえながら栄養バランスを考え、腹八分目の食生活を心がけましょう。

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