愛犬も一緒に元気!

本物の愛犬家の皆様へ

普段から真剣に愛犬であるわが子の健康を見守っていますか?
わが子の健康を崩さないために、普段から予防的な措置をとられていますか?
人が心から望むのは、平穏に生きられる健康寿命の長さがもたらす幸せです。
家族である愛犬についても、同じことを望まれていることでしょう。
愛犬の病気や死因は極めて人と似ており、生活習慣病やストレスに根ざしています。
飼主は、人の知恵を働かせ、愛犬の健康を支えてあげましょう。

愛犬にとっての幸せは?

よく食べてよく走り、よく眠る。
飼主も愛犬も同じ哺乳類の動物。健康のために日々なすべきことは同じです。
朝に体内の老廃物(便・尿・毒素)を排泄し、バランスの良い食事を摂り、たっぷりと睡眠をとることは、欠かしてはならない日常行動です。
飼主は愛犬の健康確認を、糞尿・被毛・皮膚の状態から先ず判断するようです。しかし、最も肝心なのは糞尿の確認ではないかと思います。糞尿とは、愛犬の老廃物や毒素の排泄物です。その排泄が良好であれば、老廃物の主要排泄器官である大腸がその役割を充分に果たしていることを表し、補助排泄器官である皮膚や唾液腺・涙腺などに老廃物が廻されていないことを意味します。
その結果として、被毛や皮膚状態の悪化、強い口臭、涙焼けなどが起こりにくいと考えられます。
それでは、良好な糞尿の排泄は、何に気をつけたらできるの?
答えは、便秘を解消、便秘でないようにすることです。
便秘は、体内の水分不足、運動不足とそれによって引き起こされるストレス、バランスの悪い食事が引き起こすものです。
まず健康管理は食事と運動から。これをこころがけましょう。

愛犬にたべさせてはいけないものって?

一般に私たちが口にするものの中でも100以上あります。もちろん個体によってアレルギーのある子もいるのでそちらも考慮すべきです。それぞれのワンちゃんにあった食事を与えましょう。
その中でも特に重要なのを載せておきます。
まずその前に注意すべきなのは①塩分が多い食事を継続的に与えると心臓障害や腎臓障害を引き起こす心配があります。

②一般的なドッグフードで十分な栄養が摂取できている場合は、主食並みに他の物を与えるのは栄養の取りすぎになるので注意すること。

危険な食べ物

◆ネギ属 (ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニク)
もっとも有名で胃腸障害、血尿、衰弱、心拍の増加を引き起こす可能性があります。
ネギ属の成分が赤血球中のヘモグロビンを変化させ、最終的に赤血球を破壊するからです。昔食べさせていた猫まんまも味噌汁にネギが入っていたら危険な食べ物だったのです。

◆チョコレート・ココア・コーラ・コーヒー・お茶の葉等などのカフェインが含まれたもの
これも有名なもの。不整脈、心拍の増加、口の渇き、過剰な活動、痙攣、発作、嘔吐などを引き起こす可能性があるといわれています。
カフェインの成分のテオグロシン、カカオに含まれるテオブロミンが原因になります。
特にチョコレートは、中枢神経を刺激して、大量に食べて致死量に達していると中毒を起こし急性心不全などを引き起こすなど死亡例もあり要注意です。

◆お菓子やケーキ等の甘い物
これは人間も同じ。肥満は、心臓病や糖尿病などの様々な病気を引き起こす原因を作ります。理由として砂糖は、骨や歯を浄化する体液の働きを妨げ結果的に骨や歯茎を弱めたり、ビタミンCを破壊します。

注意する食べ物

◆鳥の骨や鯛などの骨
のどに刺さって怪我する可能性あり。胃腸障害、喉の炎症、嘔吐などを引き起こします。特に鳥の骨は、縦に裂けるので、内臓に刺さる恐れがあるので危険です。

◆甲殻類・イカ・生魚・貝類・豆類 (生もの全般)
消化不良を起こす恐れがあります。食欲低下、嘔吐、症状が進むと痙攣、ふらつきなどを起こすことも。特に生の内臓はビタミンB1分解酵素が多く含まれている為急激なビタミンB1欠乏症になる恐れがあります。

◆牛乳などの乳製品
どうしてもあげてしまいがちですが、軟便・下痢を引き起こしやすいようです。

◆生卵
鶏卵は良いタンパク源ですが、生卵中のアビジンはビタミンのバランスが崩れやすく、下痢の原因になります。加熱調理すれば大丈夫です。

◆生の豚肉
生の豚肉は、伝染病のトキソプラズマと言う原虫がいる恐れがあり加熱調理が必要です。 必ず加熱しましょう。

愛犬にとっての水、それは命を左右する鍵です

皆様ご存知のとおり、愛犬の体重に占める水分重量は約70%です。
体内の水分が消失しておこる脱水症状は、人にも愛犬にも大変危険です。2%の水分消失で唾がでなくなり、口や喉の渇き、食欲減退が起こります。6%消失で頭痛、よろめき、脱力感、情緒不安定になり、10%消失では筋肉痙攣や循環不全、腎不全がおこります。体重3kgの愛犬の70%=2.1kgが水分で、その2%は42g、6%は126g、10%は210gです。
いかがですか。直ぐ水分不足におちいりそうな量ですね。

ワンちゃんは、夏の暑い時期や激しい運動をした直後、ハァハァと激しく呼吸をすることで体温を下げようとします。そのとき、大量の体内水分が呼気(呼吸)に含まれて排出されているのです。

ワンちゃんは人の言葉を話せないので、喉が渇き体調がおかしくなっても飼主に伝えることができません。
飼主の気遣いと心配りに頼るしかないのです。
人もワンちゃんも、水分を5日間まったく摂らなければ死んでしまいます。

水は命を支える大切なものですので水分補給をしっかりさせましょう。

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