仕事と健康の関係を見直してみよう

《考え直すべきこと》

近年、働き方改革が施行され、残業時間が規制されたり積極的に有給休暇を取得するように促している会社もあり、徐々に職場環境が改善されてきていますが、終わらなかった仕事は自宅に持ち込んだり、土日でカバーする人も少なくないのではないでしょうか。

仕事に責任感を持って取り組むのは日本人の良さでもありますが、真面目さが壁となって真の労働時間の削減が進んでいないというケースが多いです。
また、少し体調が悪くても無理をして出社する人も多いのではありませんか。
休むことに抵抗があり、とりあえず出社するという人も少なくないでしょうが、結果的に作業効率が下がって会社には労働損失を与えてしまいます。
周りからの目が気になる、一度休むと出社しにくいと思っている人もいるでしょう。
しかし、会社に雇われて働くのであれば労働損失を無くすためにどうするべきか考えることが大切です。
これから就職する人も含めて仕事と健康の関係を考えてみてはいかがでしょうか。

《大きな労働損失》

体調不良や病気で欠勤することをアブセンティーイズムと言い、健康状態が悪いまま出社して生産性が上がらない状態のことをプレゼンティー イズムと言います。
アブセンティーイズムは休んだ日数、働かなかった時間が数字で表されるため把握しやすく、注目されがちですがプレゼンティーイズムの方が3倍も労働損失を与えているのにもかかわらず、あまり注目されていません。
しかし、体調が優れていない中で出社しても100%のパフォーマンスをすることができず、経済的に大きな損失を与えてしまっていることは知っておきましょう。
悪影響を与えていることが分かれば、無理に出社しようと思わなくなるはずです。
しっかりと休むときは休んで働く時は働くなど、メリハリをつけた方が働く側、雇う側双方にメリットがあります。

《日頃から気をつけよう》

具合が悪くなった時は仕方ないですが、常に予防して生活をすることが大切です。
日頃から健康管理に気をつけなければなりません。
手洗い、うがい、マスクをするなど基本的なことはもちろん、夜遅くまで残業をして寝不足のまま出社するのは避けましょう。
翌日に寝坊をしたり、日中ひどい眠気にパフォーマンス力が落ちたりしてしまうからです。
何事も体が資本であるため、睡眠の質を改善したり食事や運動に気をつけてみたりとベストコンディションで出勤できるように自分で考える必要があります。
業務に追われて自分の体と向き合う時間、暇が無いと思う人もいるかもしれませんが、病気になって働けなくなるのは本末転倒です。
仕事への責任感が強い人は任されたことに全力で取り組み、自分が休むと迷惑をかけると思う傾向にありますが、見直してみてはいかがでしょうか。

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