美と健康。まずは生活習慣から

美容と言うと何を連想しますか?
美しく飾り立てることも美ですが、本当に大事なのは内面からの美ではないでしょうか。
それには健康的に生きることが絶対条件。その第一歩は普段の生活から。
まずは生活習慣を見直してみませんか?

健康の基礎作りは生活習慣から

女性は生まれながらにして健康意識が高いもの。
それは子を生み、育て、守るという性の役割、いわゆる本能によるものです。
対して男性は一般的には刹那的。それはやはり女性を勝ち取り、種を残すことが主な役割だからなのでしょう。
しかしながら世の中は移り変わるもの。
今では地球上で戦争や紛争があるのは一部の地域となり、随分と平和な現世へとなりました。そして生活も多様化し、様々な価値観をお互いに認め合って共生しているのが現代と言えます。
その様な環境の変化に応じて、病気の発生原因、その対策または治療法も古代から現代にかけて大きく変遷して来ています。
現代に於ける病気の原因は、まさに生活習慣にあります。
と言うことは、生活習慣を改善することが、すなわち「病気を防ぐ」ことになり、また、病気になりがちなカラダの状態からも脱却出来るのです。
つまり、今の世の中に於いて必要な医学は予防医学。そしてその主体は、医者ではなく自分自身なのです。
皆さんお一人おひとりがご自身の生活を振り返って、そして無理なく楽しく生活習慣を整えることにチャレンジして健康をキープしましょう!

自分自身のカラダで気づくことから始めよう

良い生活習慣とはどんなものか?
それにはまずカラダの機能を知ることです。
そして、善かれと思うことを取り入れてみて、自分自身で変化を感じてみましょう。

睡眠のゴールデンタイムとは?

22時から2時が睡眠のゴールデンタイム。成長ホルモンが一番分泌され易い時間だからです。
忙しい現代人ですから、毎日22時に寝ましょうとは言いません。
まずは一度お試しを。
そして好調を感じたら、今度は「今週は1回やってみるか」、「今度は2回だ」と自分に対してゲームを仕掛けてみてはいかがでしょう。
私たちは元来が生命誕生レースに勝ち残って生まれて来た存在です。
勝つのは大好きな筈。
勝負事になぞらえれば、自ずとチャレンジしてゆくことでしょう。

水分補給を!

成人で体内の60%はお水です。
寝ている間にも水分は失われています。そして勿論、就寝中は補給も出来ていません。是非、朝コップ一杯のお水を。
そして、高齢の方が寝ている間に熱中症となり、明け方に亡くなっているケースも多いですので、就寝前にも水分を摂ることは大事です。
人間は一日で1.5リットルの唾液を出すと言われています。
環境によっても違いはあるでしょうが、やはり同量くらいの水分補給は欠かせないでしょう。
でも、飲み過ぎて排泄機能が追い着かなくなることによるむくみにはご注意を。腎臓や泌尿器官に負担を掛けることになりますからね!
ご自身にとって程よい水分摂取量を探し当ててみてください。

人間は雑食です。
野菜、肉、魚、バランスよく摂りましょう。偏った食生活には注意を。
人間の歯は雑食に適した形をしています。前歯は草食動物の様で、肉食動物と同様に犬歯を備えており、そして奥歯は穀物等をすり潰す、そんな形状になっています。
人間の口は消化器官、噛むことは消化機能の一部なのです。

弥生時代は一回の食事で4,000回噛んでいたと言います。平安時代は1,000回、鎌倉時代2,400回・・・昭和は800回、現代ではなんと600回。
良く噛みなさいと私たちは親や先生から教わりましたよね?
それは何故なのか。どんな利点があるのか。
噛むことにより脳の血流が活性化し、脳細胞の発達に関与します。
噛むと糖尿病を低減します。
噛むことにより唾液が多く分泌されます。唾液は抗菌機能や抗酸化機能を持っているので、病気の軽減にも繋がります。
どうやら柔らかい食事は避けた方が良さそうですね・・・。
運動は循環機能を育て、代謝を助けます。
動物である私たちは、やはり動かないとサイクルが乱れ、内蔵を含めて調子が上がらなくなってきます。
今は便利な世の中なので、なかなか運動することも難しい時代ですが、ストレッチなどの負荷やハードルの低い運動から試してみて、身体の変化を感じ取ることから始めては如何でしょうか。
筋肉が無い方は老化が早いです。
体力を付けるためだけではなく、健康を保つためにも是非運動を。

運動をすると汗をかきます。
汗には二種類ありまして、水分の多い冷たい汗は老廃物を排出してはくれませんし、あまり体調が良くはなりません。
入浴や、運動によって出てくる汗は老廃物を出します。カラダに取って不要なものを出してくれる訳ですから、こちらは大歓迎ですね。

代謝機能や自律神経をコントロールしましょう

代謝とは、食べたものを材料としてエネルギーに変えることですので、まず良いお食事を。
そして良く噛む。
運動して燃やし、脳や筋肉の生成を育くんでゆきましょう。

基礎代謝とは?

心臓を始めとする内蔵など、常日頃カラダは勝手に動いています。
生きている時点でカラダは代謝を燃やし続けています。
ですので、キチンと生きていれば太りにくい、と言うことにもなります。

基礎代謝は、加齢とともに衰えてゆきますが、なるべく上げておく努力をすることで体調維持に繋がります。
そのためにも、毎日のライフスタイルをチェックしてみてください。

自律神経とは?

心臓を働かせる、呼吸を行わせるなど、生きるうえで必要な仕組みです。
自律神経には、交感神経(遊ぶ、仕事する、食べるなどの活発な活動時)と副交感神経(睡眠、消化などの時)の二種類がありますが、この二つは一日の間に何度も入れ替わりますが、これをリズムよく切り替えることが大事です。

睡眠中は副交感神経にすることで、ちゃんと脳が休まります。
睡眠中によく目が覚める方や、寝ているのに疲れが取れない方は、寝る直前まで何かしていたりしていませんか?
ちょっとリラックスした時間を作り、副交感神経に切り替えてから寝ることを心がけましょう。
寝る前に物を食べると、寝ている間もカラダは消化の為に働きます。これもあまり良い睡眠とは言えないですね。

呼吸は、自律神経の分野でありながら、自分で調整が可能なものでもあります。
現代は息が浅い(胸式呼吸)方が非常に多く、これは肩凝りや頭痛、そしてカラダの歪みの元と言われています。
腹式呼吸、特に鼻から吸うのがオススメ。
口から吸う人は、粘膜がずーっと外気にさらされ、乾きもしますし、菌が入り易く病気にもなり易くなります。
因みに、二重あごを気にされる方も是非鼻から吸う腹式呼吸を。口から吸う時には鼻から吸う時よりもあごが上がり易くなり、そうなるとあごの下の筋肉が緩みます。
どうぞお気を付けを。
正しい姿勢で腹式呼吸を行っていると、横隔膜や腹横筋などの全身の深層筋肉(インナーマッスル)が鍛えられると言う副作用もあります。
体中の筋肉を鍛えると、しなやかで、男性は男性らしく、女性は女性らしくキレイなカラダになります。
腹式呼吸をしていると食べても太りにくくなります。

これらの他、早起き(太陽の光を浴びると自律神経に良い)、排泄(排尿、排便、発汗、呼吸、ストレス発散、髪や爪、脳細胞や筋肉の消費などのエネルギーの代謝)など、生活習慣に関わる話題はまだまだありますが、まずはこの辺りまで。

とにかく、生活習慣は今やカラダの調子や病気の予防に関する重大事です。
それに、カラダの調子に心が引っ張られることだってありませんか?

「風邪っぽくて仕事する気になれない」、「胃が痛くて集中できない」なんて良くあること。
精神的なストレスの解消のために、色々なことをしている方も多いと思いますが、カラダの方からのアプローチもあるのではないでしょうか?
カラダと心に関わる生活習慣。大切にしましょう。

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