なぜ、今ミネラルが必要なのか?

なぜ、今ミネラルが必要なのか?

ミネラルは、生命を維持するために重要なタンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンと並ぶ5大栄養素のひとつです。
人間の体内で合成することが出来ないので、通常は水や食物などから補給しています。
しかし、近年の食生活の変化や、農業の近代化に伴って野菜自体が持っていたミネラル含量が低下したことなどにより、食品から適正にミネラルを補給することが難しくなってきています。
また、サプリメント摂取に於ける、単一成分の偏った補給なども挙げられます。
このような生活習慣や食生活の乱れが、現代人の健康状態に大きく関与して来ています。

現代人は慢性的なミネラル不足

野菜・・・昨今の農業技術の進歩によって、農作物の効率的な生産が可能となった反面、野菜に含まれるミネラル分が減少していることが確認されています。
カルシウムなどのミネラル不足 ・・・日本では、古くから漬物などの塩蔵技術が進歩し、またヨーロッパと異なり生活水が軟水であるため、現在でも概してナトリウムの摂取過多、カルシウムの摂取不足が続いています。
偏った食生活・・・偏食は栄養バランスだけでなくミネラルの摂取も偏らせます。食のバランスを取るのは難しいものです。
微量元素を含めた幅広い種類のミネラルを摂取することで、生活習慣を改善し健康的な毎日を過ごしましょう!

恒常性の維持(ホメオシスタス)

生体の内外の環境の変化に対応して生体を正常に保とうとすることを恒常性(ホメオシスタス)と言います。
ミネラルや酵素の不足はこの恒常性を崩します。
ミネラルをしっかり摂って体を整えること。
昔は食べ物で、今はサプリメントやお薬で捕食を行いましょう。

日本においては13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められています。
しかし、動物の種類や性別、成長段階によって必要な種類や量は異なります。
すべての要素をそれぞれの適量で摂る事が望ましいですが、欠乏してしまうと様々な病気の原因ともなります。

13元素それぞれの欠乏による主な症状は?

【亜鉛】

貧血、性機能の低下、味覚障害、成長障害、肌荒れやニキビを始めとする皮膚炎や発疹、脱毛などの原因を招き易くなります。

【カリウム】

筋力の低下、疲れ易い、食欲不振、高血圧、低血糖、糖尿病、神経障害、精神障害、 不整脈、ストレスの増大、消化不良、肌荒れ、むくみなどの原因を招き易くなります。

【カルシウム】

くる病、骨軟化症、骨粗しょう症、情緒不安定など神経の過敏、動脈硬化、手足の痙攣、歯がもろくなる、高血圧症や糖尿病の原因を招き易くなります。

【クロム】

糖尿病(血糖値のコントロールが悪化)、動脈硬化、疲れ易い、高脂血症などの原因を招き易くなります。

【セレニウム(セレン)】

心筋症、不整脈、動脈硬化、疲れ易い、免疫力や筋力の低下、フケや抜け毛などの原因を招き易くなります。

【鉄】

鉄欠乏性貧血、疲れ易い、頭痛、動悸、食欲不振、甲状腺機能低下症、肝臓病、糖尿病、低血圧、心臓病、冷え性、子宮筋腫、胃潰瘍などの原因を招き易くなります。

【銅】

貧血、骨格の形成不良、毛髪異常、免疫機能の低下、コレステロールや糖代謝の異常、色素沈着の低下などの原因を招き易くなります。

【ナトリウム】

疲れ易い、食欲の低下、嘔吐、下痢などの原因を招き易くなります。

【マグネシウム】

骨や歯の形成障害、筋肉の痙攣、手足のしびれ、心疾患などの原因を招き易くなります。

【マンガン】

成長不良、疲れ易い、糖尿病、骨の異常、傷が治りにくくなる、生殖能力の低下などの原因を招き易くなります。

【モリブデン】

貧血、疲れ易い、成長障害、夜盲症(鳥目)、頻脈などの原因を招き易くなります。

【ヨウ素】

甲状腺肥大、甲状腺腫、成長不良、発育障害、小人病、脈拍低下、体のむくみなどの原因を招き易くなります。

【リン】

疲れ易い、歯周病、骨軟化症、筋肉の衰えなどの原因を招き易くなります 。

ミネラルをきちんと摂るには、いろいろな食品をバランスよく食べることが一番です。極端に同じ食品を食べ続けたり、加工の過程でミネラルが失われがちな加工食品や精製食品ばかりを食べると、ミネラルの不足や過剰摂取を招くので避けてください。
普段の食生活で補いきれないミネラルは無理せずにサプリメントで補充しましょう。ただ、サプリメントだけでもダメなので、上手に食事と一緒に摂っていくことが大切です。
理想的な食事とは、一日に得るエネルギーの比率が、タンパク質が15%、脂質は25%、炭水化物は60%となる食事のことです。

ミネラルの働きは、血液や骨の成分になる「骨格の形成の基材としての機能」と「体の生理に対する補助機能」の二つに大別され、次のような働きがあります。

○ 代謝を活発にする

血液、肌、内臓、骨などの細胞が、新しく入れ替わるのを助ける。

○ 酵素を活発化する

栄養を細胞にとり入れる際に、酵素の働きを助ける。

○ 細胞の浸透圧作用を正常に保つ

細胞膜を通して外側から栄養分をとり入れたり、細胞の内側から老廃物を排出したりする作用を正常化する。

○ 細胞の老化を防止する

万病の元凶とされる活性酸素を分解し、細胞の酸化(老化)を抑制する。

○ 精神のバランスを整える

脳の伝達機能に不可欠な亜鉛やモリブデン、カルシウムが脳の働きを正常化し、精神を安定させる。

○ 免疫のバランスを整える

ガンに対する抑制効果を持つ免疫物質(γインターフェロン)の産生を促進する。ガンを攻撃して殺すナチュラルキラー(NK)細胞を活性化する。花粉症の原因となる抗体ができるのを抑えるなど。

○ ビタミンを活性化する

抗酸化作用や抗ガン作用のあるビタミンCや、老化防止に役立つビタミンEなど、各種ビタミンの働きを活性化する。

○ ホルモンの分泌を促進する
○ 血液のペーハー(pH)を弱アルカリ性に保つ

ミネラルが欠乏すると、こうした働きに支障をきたします。
その状態が長く続くと、様々な障害を招く原因になってしまいます。
ミネラルは体内で作ることは出来ず、人間の場合は食品から取り入れる仕組みになっています。
しかし、現代の農作物はミネラルが減少しています。また、加齢に伴ってミネラルの吸収力も低下してきます。

 

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