ホルモンバランスが崩れる原因と症状 3

12.男性のホルモンバランス

男性でもホルモンバランスに注意しておかないと、女性と同様に体の不調が起こります。

男性が注意すべきホルモンバランスは、男性ホルモンの一つである「テストステロン」についてです。

テストステロンは、男性の象徴である、体力や活力など、活性力が非常に強いホルモンです。

若い頃には、テストステロンが活発に分泌されるため、どんなに忙しい毎日でも元気に過ごすことが可能ですが、テストステロンの分泌は20代をピークに加齢とともに減少していってしまいます。

そして、40代を迎えた頃には、人によってそれが顕著に表れるようになります。

その原因としては、加齢により崩れたホルモンバランスに加えて、外から受けるストレスが関係していると言われています。40代を迎える頃になると、社会的にも家庭内にも、大きな責任が必要になってくるため、重圧を感じやすい年代になるのです。

ストレスを抱えている状態は、男性の活力の源であるテストステロンの分泌を抑制する働きが起こってしまうために、加齢で減少しているテストステロンが更に減少してしまい、ホルモンバランスの崩れからくる体調不良だけでなく、自律神経にも影響を与えてしまう状態になります。

男性がこのような状態になると、男性の更年期障害を引き起こす可能性が出てきます。

 

13.ホルモンバランスと不妊

妊娠、出産は、女性にしか体験することが出来ませんから、いつか新しい命を授かりたいと願う事は、女性の自然な心理でしょう。しかし、その中には、赤ちゃんを望んでいるのになかなか恵まれずに悩んでいる方がたくさんいることも事実です。

赤ちゃんが出来にくい不妊という状態は、子宮筋腫や子宮内膜症といった子宮事態の病気が原因とも考えられるのですが、そのなかで最も多いとされているのが、ホルモンバランスの崩れによって起こる不妊につながる以下のような障害とその原因です。

 

「高プロラクチン血症」

出産を終え、その後の授乳期に活躍すべきプロラクチンというホルモンが、妊娠を望んで入る時期に異常分泌することで、受精卵が着床しにくくなってしまう障害。

 

「黄体機能不全」

黄体から分泌されているプロゲステロンが、ホルモンバランスの乱れにより、その分泌が減少してしまうという障害。

 

「排卵障害」

ホルモンバランスが崩れることなどの影響により、排卵が行われない、または、排卵できるような卵の準備が整わないといった障害。

 

これらの障害は、適切な治療をすることで、妊娠の可能性が高くなりますが、日頃からストレスを受けているような方の場合は、治療とともに、ホルモンバランスを崩す可能性のあるストレスを緩和させる努力も必要不可欠です。

 

14.ホルモンバランスとPMS

PMSとは「生理前症候群」のことで、生理が始まる前までの期間に起こる症状。

原因は、排卵後に起こるホルモンバランスの変化であり、ホルモンバランスの変化が起こりやすい妊娠期にも起こってしまう症状です。

女性の体は、月経の周期によってホルモンバランスが変化しており、月経から排卵までの間に、卵胞ホルモンが分泌され、排卵から月経を迎える前の期間になってくると、黄体ホルモンの分泌量が増加します。

黄体ホルモンの量が増加し、体全体のホルモンバランスが変化することによって、PMSとなって表れてしまうのです。

PMSの症状は、腰痛や肩こり、頭痛や便秘などの身体的な不快症状だけではなく、精神的な変化も起こってしまいます。

集中力が低下してやる気がおこらなくなったり、意味も無くイライラしたり、生理が近づくと何となく機嫌が良くない状態になってしまうのは、PMSからくる症状です。

 

15.ホルモンバランスと多毛症

女性の場合、男性と違って毛深さは大きな悩みとなっています。

毛深さは「男性ホルモン」が要因となっており、女性が男性ホルモンの影響を強く受けてしまう場合、毛深くなったり、多毛症の症状に悩まされることがあります。

男性ホルモンの影響を受けやすくなってしまう要因は、「ストレス」や「肥満」などがあります。

肥満という太りやすい状態の場合は、インスリンというホルモンの分泌が活発になっており、それに伴って男性ホルモンの分泌も活性化してしまうため、毛深さに悩まされることがあります。

 

16.ホルモンバランスと脂肌症

脂肌症の原因は男性ホルモンです。

ホルモンバランスが変化することによって男性ホルモンが過剰に分泌され、男性ホルモンの影響を受けやすい状態になってしまうため、脂肌症になることがあるようです。

脂肌症は、ホルモンバランスが活発になる思春期に起こる症状です。

若いということの表れではありますが、心身ともに活動的な世代だけでなく、大人になってからも、季節の変化や体調の変化などにより、急に脂肌症になる場合もあります。

男女ともに、脂肌症になる可能性が高い時期としては、特に「夏」です。

夏は皮脂分泌が活発になる季節であり、頭や顔は特に活発になります。

夏になると、肌荒れやニキビが悪化するのは、こういったことが関係しているのです。

また、ホルモンバランスを崩しやすい「思春期」や、ホルモンの分泌が低下し始めることでホルモンバランスが変化する「更年期」にも、脂肌症はみられることがあります。

対処策としては、肌を清潔に保つようなスキンケアを心がけることですが、肌の脂分を過剰に取り除いてしまうことは、肌のバリア機能を低下させ、更なるトラブルを招く危険性もあります。

( 以上 )

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