ホルモンバランスが崩れる原因と症状 2

7.ホルモンバランスと甲状腺の病気

甲状腺の病気は、甲状腺ホルモンのホルモンバランスの異常で起こってしまうもので、その代表的なものとして「バセドウ病」があり、動悸や息切れを起こし、不眠や発汗、震えなどの症状を起こし、若い女性にも多くみられます。

甲状腺ホルモンの異常により、女性ホルモンのホルモンバランスに影響を与えることで不妊という状態を作ってしまう可能性もあるとされています。

 

8.妊娠中のホルモンバランスについて

新しい命を育てる妊娠期は、ホルモンバランスが崩れやすい時期であり、それに伴って妊娠中には様々な不調が表れます。

代表的なものが「つわり」です。

これは、エストロゲンと、胎児を育てるために重要な働きをもっている胎盤から分泌されるホルモンとのホルモンバランスが変化することで起こる現象です。

この2種類のホルモンバランスは、食べるものを少し変化させてみたり、食べられそうな時に少しずつ食べるといった、食事の内容やタイミングを変化させることで多少軽減できると言われています。

次にあげられることは、「便秘」や「下痢」です。

妊娠によってホルモンバランスが変化する影響で、自律神経が乱れてしまうために起こる症状です。

また、ホルモンバランスの影響で自律神経が刺激され起こる症状では、「頭痛」や「眩暈(めまい)」などもあげられます。

出産時期が近づくにつれて、ホルモンバランスも日々変化していくため、これらの症状が繰り返されてしまいがちですが、症状がある時は体を休めるときだと理解し、無理せずゆったりと過ごすように心掛けましょう。

 

9.ホルモンバランスと抜け毛

抜け毛に関する悩みは男性だけではなく、ホルモンバランスを崩しやすい女性の悩みでもあります。

抜け毛の原因は、遺伝や体質と思われていますが、厳密に言うと、抜け毛を引き起こす働きがある男性ホルモンの「テストテロン」が関係しています。

そのため、テストステロンの分泌が多くなってしまうと、抜け毛の悩みに見舞われることがあります。

男性の場合、男性ホルモンであるテストステロンは誰もが持っている物質で、ストレスが多くなると抜け毛に悩まされる傾向があるそうです。

一方、女性の場合は、ホルモンバランスの崩れが原因で、抜け毛になることが多くあります。

例えば、ホルモンバランスが崩れ始める40歳位になると、他のホルモンが減少することにより、元々あったテストステロンの量が多くなってしまう事から、抜け毛が気になりだすということがあるようです。

 

10.ホルモンバランスとメニエール病

「メニエール病」とは、ホルモンの分泌が狂ってしまうことで、内耳に水が溜まってしまう病気です。

メニエール病の代表的な症状として、「眩暈(めまい)」「頭痛」「耳鳴り」があげられます。

それらの症状は他の病気によっても引き起こされる症状なので、なかなかメニエール病と判断することが難しいのですが、メニエール病の「眩暈」は特別な症状がでます。

一般的に言われる「眩暈」とは一瞬クラッとするような感じだったり、休息を取るとある程度は回復するのですが、メニエール病の場合は、立っていることが困難になるほどのひどい眩暈に見舞われます。

症状がでると、平衡感覚がなくなり、自分がぐるぐると回っているような感覚のひどい状態になります。

 

11.ホルモンバランスと歯周病

歯周病には、女性ホルモンのバランスの崩れが深く関係しているケースがあります。

歯周病は、歯や歯茎の隙間についた「歯垢」に存在する「歯周病菌」によって引き起こされます。

主な原因は、歯磨き時の磨き残しだと言われていますが、実はその磨き残された歯垢の中にある歯周病菌は、女性ホルモンが栄養となって増殖していくタイプのものがいるのです。

そのため、ホルモンバランスに変動のある女性は、歯周病に十分注意しなければなりませんが、ホルモンバランスの崩れがちな「思春期」「妊娠中」「更年期」では、更なるケアが必要になります。

思春期のケアは、食後の歯磨きに加えて、暴飲暴食の注意と十分な睡眠が大切です。

妊娠中のケアは、つわりによって歯磨きが疎かになりがちですから、洗口液などを使って小まめにプラークコントロールを行うと良いでしょう。

更年期の場合は、ホルモンバランスの低下により、洗浄作用を持つ唾液の量が急激に減ってしまうので、定期的な歯科診断を行う必要があります。

(続く)

おすすめ記事

最新記事