ホルモンバランスが崩れる原因と症状 1

女性のホルモンバランスが崩れることには、当然何らかの原因があります。

「 ストレス 」

生活の中で日々感じているストレス。

私たちの体はストレスを受けることで、ホルモンバランスをコントロールする働きのある神経を狂わせるような刺激を与えてしまうことがあります。

 

「 身体の自然な現象でホルモンバランスを崩してしまう場合 」

思春期。

身体が大人へと変化して行こうとしていく時期で、ホルモンバランスをうまく安定させることができず、月経が乱れたり、イライラしたり等の症状が表れる。

 

中年期と呼ばれている40代後半から50代前半。

加齢による影響から、女性ホルモンの一つである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が急激に減少してしまうため、正常だったホルモンバランスを崩してしまう。

 

妊娠期。

妊娠から出産までの間、ストレスなどから「エストロゲン」と「プロゲステロン」という二種類の女性ホルモンのバランスが崩れることがあります。

 

ホルモンバランスが崩れると、以下のような症状が起きます。

1.ホルモンバランスと「生理痛」

2.ホルモンバランスと「生理不順」

3.ホルモンバランスと「不正出血」

4.ホルモンバランスと「肌荒れ」

5.ホルモンバランスと「更年期障害」

6.ホルモンバランスと「自律神経失調症」

7.ホルモンバランスと「甲状腺の病気」

8.「妊娠中」のホルモンバランス

9.ホルモンバランスと「抜け毛」

10.ホルモンバランスと「メニエール病」

11.ホルモンバランスと「歯周病」

12.男性のホルモンバランス ( 男性でもホルモンバランスの問題は起きます)

13.ホルモンバランスと「不妊」

14.ホルモンバランスと「PMS」

15.ホルモンバランスと「多毛症」

16.ホルモンバランスと「脂肌症」

 

1.ホルモンバランスと生理痛

毎月生理痛に悩まされているたくさんの女性。

お腹の痛みだけではなく、頭痛、腰痛、貧血などの不快な症状もあり、とても気分は憂鬱になる。

生理痛を起こす原因は、子宮の状態が良好でない、病気を抱えている等の他に、ホルモンバランスの崩れも。

正常なホルモンバランスでは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が正常に分泌。

エストロゲンの分泌が多くなると、生理痛はひどくなる。

生理中に分泌されて子宮の収縮を促すプロスタグランジンというホルモンは、痛みや炎症を起こす働きがあります。

血行の悪さを原因とするホルモンバランスの崩れから、プロスタグランジンが異常に分泌されると、強い痛みを感じてしまいます。血行の悪さを防止するためには、夏場でも下半身の冷えには注意。

 

2.ホルモンバランスと生理不順

生理不順は、大きくホルモンバランスが関係しており、現代女性の半分以上が悩んでいる症状。

正常な周期で生理が起こる場合、エストロゲン(卵胞ホルモン)と黄体ホルモンの2種類のホルモンバランスは正常な状態を維持している。

「卵胞」を卵巣内で育てる過程でエストロゲンが分泌され、正常に育って成熟した卵胞が裂け、排卵(卵子が放出)されることで、黄体ホルモンの分泌が始まります。

黄体ホルモンは、卵巣の黄体細胞や胎盤から分泌され、子宮内膜を変化させて受精卵の着床を円滑化し、妊娠中の排卵の抑制、子宮肥大・子宮収縮の抑制など、妊娠の維持に深く関わります。

「排卵」現象は、生理の重要なポイントで、排卵後受精が行われなかった場合、その過程で育った黄体細胞は約2週間程で自然に小さくなり、体外に排出される。これが「生理」という現象です。

生理不順を起こす場合は、エストロゲンと黄体ホルモンの2種類のホルモンバランスが崩れることで、生理には重要な「排卵」が起こらないことになります。逆に、排卵がなければ生理は起きません。

 

3.ホルモンバランスと不正出血

「不正出血」とは、生理の時期ではないのに出血する現象です。

女性なら誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

不正出血の原因は、子宮の病気などいくつかあげられますが、ホルモンバランスの崩れによってもあります。

卵巣から分泌されているエストロゲンと黄体ホルモンの2種類のホルモンが、相互にバランスよく働き、支えあいながら作用していますが、そのバランスが崩れると子宮内膜を刺激してその内膜を剥がしてしまい、不正な出血がおこります。

 

4.ホルモンバランスと肌荒れ

「肌荒れ」はどの世代の女性にも多い悩みの一つですが、その原因としてホルモンバランスが大きく関係します。

ホルモンバランスによって起こってしまう肌トラブルの代表は、「ニキビ」。

ニキビは、思春期だけでもなく、大人の女性にも多くの女性の悩みです。

ニキビの原因を作っている男性ホルモンは、皮膚の分泌を活発にする働きがあり、その分泌物が毛穴に詰まってしまうことで炎症を起こして発生するものです。

ストレスや不規則な生活などで、体のホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが過剰に分泌されてしまうことに原因があります。

男性ホルモンの過剰な分泌は、性的に女性に切り替わる過渡期の思春期や、加齢によりホルモンバランスが乱れる高齢期に起こり得ます。

 

5.ホルモンバランスと更年期障害

「更年期障害」は、ホルモンバランスが崩れることが原因で起こります。

中年期とよばれる40代後半~50代前半になると、加齢による影響から女性ホルモンの一つである「エストロゲン」の分泌が急激に減少してしまうため、正常だったホルモンバランスが崩れてしまいます。

更年期障害の代表的な症状は「のぼせ」「めまい」「動悸」「発汗」などですが、これらの症状に長い間悩まされていると、「鬱」などの精神的な障害に移行することも少なくありません。

 

6.ホルモンバランスと自律神経失調症

「自律神経失調症」は男性よりも女性に多くみられる病気といわれていますが、女性ホルモンのホルモンバランスが大きな鍵となっているからです。

私たちの体は、ホルモンバランスをはじめ、体の様々な機能のコントロールを脳が行っていますが、自律神経をコントロールしている部分と、ホルモンバランスをコントロールしている部分とが、かなり近いところに存在しているので、お互いに影響しやすい存在になっています。

それにより、ホルモンバランスをコントロールしている部分に異常が起きてしまうと、それにつられ、自律神経をコントロールしている部分まで異常を起こしてしまうため、自律神経のバランスが乱れ、「自律神経失調症」になってしまいます。

女性の場会、ホルモンバランスが崩れやすい時期があります。

女性ホルモンの分泌が増え始める「思春期」、妊娠や出産が可能な身体へと整う「成熟期」、女性ホルモンの分泌が減少を始める「更年期」です。

女性の身体というのは非常に繊細にできており、注意が必要な時期は無理せずにゆとりのある生活を心がけることが、女性がいつまでも元気で健康にいられる秘訣といえます。

(続く)

おすすめ記事

最新記事